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直売所『野菜畑』

  • 2011年5月29日(日) 11:22 JST
  • 投稿者:
    turbo
 昨年の12月から、我孫子の湖北台のカスミの向かいと、国道356号線沿いの中峠の「カンパーニャ」(お好み焼きの「道頓堀」があったところ)の西隣りに『野菜畑』という農産物の直売所がオープンしています。

 もともと酒屋だった美濃屋さんが年末から始めたものですが、ここのご主人、オープンにあたって、うちを含めて多くの農家を回ったということです。月に1回(第4土曜日)、このカスミの周辺では、湖北台南口商店街のホコテンセールというイベントが開かれていて、6月〜12月の朝市ともども、ずっと出店しています。そんなわけで、美濃屋のご主人ともかれこれ数年のつきあいになりますが、昨年の夏ぐらいに最初に相談され、秋オープンの予定が暮れのオープンとなったのでした。

 2店同時オープンするというので、ずらすように勧めたのですが、彼は強行してしまいました。今思うに、この震災を考えるとずらしてのオープンは難しかったですねぇと話していました。

 さて、我が家も6月1日から、湖北台の方に品物を置いていきます(中峠の方は少し遅れてのスタート予定)ので、お楽しみに。お米は近くの多くの農家が持ってきています。ブルーベリーも我が家以外にも数件で持ってくることになると思います。是非食べ比べてみてください。

 我が家の品としては、黒米や赤米、香り米などのほかに、切り干しダイコンやら露地野菜などを置く予定ですが、加工品関係は、スペースの都合もあり、加工ねっとのメンバーの品を何点か置こうかなと考えています。今のところは、天童のオーチャードタケダさんのところのラフランスジュースをはじめとした飲みきりサイズのピュアジュースを持っていくことにしています。自分のところの加工品関係は、これまでどおり農園脇のブルーベリーの直売所にてのみ販売の予定です。

寒い日が…

  • 2011年5月12日(木) 07:18 JST
  • 投稿者:
    turbo
 昨日今日と寒いぐらいの日が続いています。
明日は若干良くなる模様ですが、いろいろな意味で今年も生育の遅れが見えてきているので、この寒さはちょっと痛いかもしれません。

 土曜日からは持ち直すみたいだけど、この時期、こんどは風が吹くのよねぇ。やはり、なかなかうまくはいきません。そろそろ苗を運ぶ準備をしないといけないですが、それよりもこの雨で水位が上がった田んぼの水を切る方が先かな。あとどのぐらい降るんだろうか…。

夏蜜柑ピール

  • 2011年5月 6日(金) 07:05 JST
  • 投稿者:
    turbo
 今年も夏蜜柑のピールを作っています。辛みをきちんと抜いてあるのと、やわらかめに仕上げてあるので、お年寄りや子供にも人気があります。

 作り方は以下のような感じ。

1.夏蜜柑の皮を丸のまま皮むきで剥いて、油球を削ぐようにする。
2.すぐに水に冷やしておく。
3.浮いてくるオレンジ油を捨て、水を取り替える。これを1昼夜かけて数回繰り返す。
4.1/4に切れ目を入れて、皮を剥いて、皮のみをまた水に冷やす。
5.1/4の皮を縦方向に6mm程度の幅に切る。必要に応じて縦でなく若干斜めにして大きさを揃えるのがコツ。
6.水を軽く絞り、新しい水に冷やす。
7.ザルに上げて、一度鍋にかけて沸騰させて、水を切ってから冷水で冷やす。
8.皮をきつめに絞り、砂糖を加える。グラニュー糖でも良いが、グラニュー糖のみだと甘みがアッサリし過ぎるので上白糖でも良い。加える量は最終的には絞った皮と同じぐらいであるが、最初は30cmの鍋で1kg程度で良い。
9.混ぜてしばらくおくと水分が出てくるので、火にかける。焦がさぬように混ぜていくと、かなりの水分が出る。
10.砂糖を追加して、煮詰めていく。
11.ある程度で火を止めて、ばんじゅうに皮を広げる。
12.冷めてからグラニュー糖をふりかけて混ぜる。
13.風のある日照のあるところで乾かす。
14.12~13を繰り返していく。途中水あめ分が出てきたら、ばんじゅうを斜めにして水あめを取り除くか、絡め直すと良い。
15.表面が乾ききる前に、最後のグラニューを振るが、中心部の糖度がきちんと上がるように手袋をはめて軽く揉みほぐすと尚良い。
16.パックに詰める。だいたい半分~60%程度が砂糖になります。180g入りで50個できるとすると5kgは砂糖ですが、アメの分とかで1kg程度は余計に使うことになります。

とまあ、手間はかかりますが、おいしいですよ。

荒代完了

  • 2011年5月 1日(日) 06:09 JST
  • 投稿者:
    turbo
 今年は例年よりも田んぼ仕事はゆっくりと進めています。一昨日にようやく荒代かきが終わりました。まわりでは田植えを始めた家もでてきました。今年は5/7が七七日なので、植え代はそれ以降、というよりも昨年からは作業を1週間程度遅らせていますので、田植えは早くても14〜15日の予定。天気と苗の伸び次第ですね。

 例年だとブルーベリーもこの時期に満開になり、蜂たちがやってくるのですが、住み着いた蜂が昨夏に逃去したせいか、今年はまだチラホラしか蜂がいません。受粉するのかなぁ...。毎年受粉が早いのはサザンハイブッシュの一部の品種なのですが、今年もミスティなどは既に花が落ちています。ラビットアイがまだ花を開かないので、今年は少し寒いのかもしれません。

 苗の方はハウス内は良いとして、外で管理している方には網を被せていますが、毎日のような強風に落ち葉等が飛び交っています。昨日あたりからブルーベリーの作業が本格化し、余分な花や枝の剪定、苗の剪定整理、コンテナ植え鉢へのピートモスの補充とかを進めています。水やりもこの時期は乾きすぎない程度にやるために、タイミングが結構重要だったりします。

黴田うない

  • 2011年4月10日(日) 13:16 JST
  • 投稿者:
    turbo
 諸般の事情でもって、遅れている稲の種まきですが、明日以降からスタートです。
2枚の田んぼに至っては、今日ようやく田うないをしました。このあたりでは黴田うないといいます。

 用水の供給開始日もまだ正確には未定のまま。なんだかなぁという感じですが、宮城福島などの作付不能なところからすれば良いかなあという感じです。高齢の方の中には、ここで辞めるという人も出てくるように思えてなりません。津波といい原発といい、昨年の猛暑といい、いろいろなやりにくい事象が起こってくるのが、試練と感じるのは私だけではないと思います。

 あ、言い忘れましたが、お米の販売そのものは、27日から正常にスタートしていますので、念のため。

味噌づくり

  • 2011年4月 3日(日) 06:47 JST
  • 投稿者:
    turbo
 昨朝、NHKで地元の液状化被害を受けた様子が放映されていました。我が家から1.5kmほど離れたところにあります。我が家の味噌糀は、量も少ない関係で、地元の糀屋さんにお願いしているのですが、この糀屋さんが被災箇所のすぐ隣(ほんとに1件隣は悪夢です)に隣接していて、ギリギリで被災を逃れました。そんな関係で目の前の道路は2週間ほど通行止めになっていました。

 ちょうど3/3に糀ができ上がり、塩切りを終えて、3/13に仕込む予定でいた味噌が、昨日ようやく仕込み終えました。普段ですと最近は味噌切り機でつぶすのですが、昔を思い出して、盥で踏むことに。大豆30kg分とはいえ、水を吸って75kgぐらい。塩と糀が15kg、47kgなので、体重でつぶすには労力もかかります。

 この時期に仕込む味噌は「花仕込み」といい、気温的にもちょうど良いものがあります。豆のつぶれ方が完全ではないので、3か月以上過ぎた頃に、味噌切りをしないといけません。これはさすがに機械を使わざるを得ないですね。電気不足がなんとかなれば良いのですが…

不埒な輩

  • 2011年3月31日(木) 12:48 JST
  • 投稿者:
    turbo
 震災にかこつけて、いろいろと悪い奴らがでているようです。

 我が家のお米の発送でも、都内からの注文に対して、20日過ぎに発送したにも拘わらず、長期不在、電話は通じず、メールも返信なしという人が何人かいらっしゃいます。

 震災で東北に向かっているとか、復旧要員でかけているとかというのならば仕方ありませんが、どうもパニックになってしまったせいなのか、常識的な判断のできない方が少なからずいるというのは困ったものです。

 こういう方は、普段からも相手の立場とか、考えていないのでしょうね。

父が亡くなりました

  • 2011年3月29日(火) 06:18 JST
  • 投稿者:
    turbo
 20日の朝、父の忠吉が亡くなりました。75歳でした。

父は、農業(といっても稲作専門でしたが)をしながら、大工をしていました。何年か前に脳梗塞を患い、その後は家事専門で昨秋までは丸っきり元気そのものでしたが、首のまわりに腫れ物が見つかり入院となりました。

16日と18日に母が病院に行ったときは、若干普段よりは元気がないものの、特に異常もなくいましたが、19日の夜から徐々に容体が悪くなり、20日の朝に駆けつけたときは既に間に合いませんでした。26日に告別式を無事に済ませましたが、不思議と25〜26日は余震がありませんでした。

昨年は田んぼにも出ていませんでしたが、一昨年も杖をつきつつも「藁まるき」を手伝ったりしていました。最近はあまり直接的な労働力にはなっていませんでしたが、脳梗塞のリハビリを兼ねての雨戸の開け閉めや洗濯などを午前中一杯かけてやったあとは、一日中TVという生活でした。その他の簡単な家事についても、いろいろとやってくれていたので、秋の入院後は、母もあまり農作業には加わらずに家事と父に付きっきりという感じでした。母も急にやることがなくったためか、やはり若干萎んではいますが、救いはこれから春を迎えるために、やらねばならない農作業とか加工作業が増えていて、何もしないで塞ぎ込まずに済むことでしょうか。

地震、津波、原発の問題で世の中が混乱中ですが、自分の亡くなった日を忘れないようにと、彼岸の最中、月違いとはいえ叔母の誕生日と同じ日、父の両親や兄弟2人が亡くなったと同じ3月、そして、誰もが忘れられない震災の年を選んでいったのかもしれません。


こちらの農作業の方は、田んぼの仕事もブルーベリーの仕事も徐々に本格化してきています。今年は彼岸を過ぎても気温が低く、作業のタイミングが難しいです。

余震が続いています

  • 2011年3月16日(水) 15:36 JST
  • 投稿者:
    turbo
 大きな余震が関東、静岡、長野、福島と広範囲にわたって続いています。

 原発の停止を聞いた途端に電力不足は頭をよぎりましたが、真夏でなくこの時期からの計画停電とは予想もしませんでした。おそらく火力をフル稼働すれば多少はいけるのでしょうけど、燃料を入手するにはすぐにとは行きません。ただですら中東情勢の問題もあります。

 精製された油の方は備蓄があるとはいえ、心ない人たちの影響からか流通不能による品不足に陥っています。我が家の車もガソリンは限りなくゼロですし、風呂・給湯の灯油も節約してあと2週間程度でしょうか。たまたま満タンにしたばかりの軽油は在庫がありますが、これではトラクタで配達行けってか?という状況です。


 原発の事故の問題もいろいろと報道されていますが、覚悟を決めてしまうのが楽です。こんな時期に何ですが、小松左京氏の日本沈没の中に、社会学の教授が日本脱出のシナリオを考える部分があり、最後の案は「何もせん方がええ」というヤツでした。これを全面的に支持する必要もありませんが、冷静に考えてみて、起こった場所があなたのすぐそばだった場合、すでに我々は生きていませんよね。慌ててみても仕方ないのだと気づくことも必要です。


 幸い、私は今こうして生きているのですが、昨日からお米の注文が一気に増えてきています。丸っきり飛び込みの方がやけに多い。おそらくこの人たちは2つの人に分かれると思うんです。今後もうちの長くお付き合いする方とそのまま去っていく方と。後者の方もお客さまではあるので、在庫がある限りは販売はしますが、こういう状況下で平気で時間指定をしてきたり、コンビニ決済を選びながらもなかなか入金されなかったり、相手方をおもんぱかることのできない方はメール等の文面などでもわかるものです。


 うちの常連の方々にはご心配をおかけしましたが、今のところ離れの瓦が壊れたことと、直接は関係ないのですが洗濯機が壊れたぐらいの被害で済んでおります。昨日今日の大風も野良仕事をやりにくくしていて、されど、ここでちゃんとやっておかないと、いつまた余震が来て、撒き物が遅れて後々に影響してしまうと大変だなぁと思いながら、日々の作業をしております。


 一応、頼まれていた冬場のお仕事はもともと今週一杯(例年は2月まで。3月は50%の勤務)の予定でしたし、ある程度収束するまでは出かけようがありませんので、これからは春の準備に忙しくなります。

被害

  • 2011年3月13日(日) 13:31 JST
  • 投稿者:
    turbo
 日を追って、東北途方の被害状況がわかってきましたが、傍目で見る以上のものだろうと想像されます。状況が見えてきたとしても、救出も大変でしょうし、これからの復旧も大変なことになるように思います。

 さて、我が家の被害ですが、震度5強であったためか、屋根の瓦の棟部分(ぐしと言いますが)が1棟だけやられてしまいました。取り急ぎ、ブルーシートで覆い、瓦屋さんに見積もりを依頼しましたが、うちの近辺だけでも相当数の屋根がやられていて、瓦の生産自体が追いつかなくなるのではないかと思います。




 加えて、本屋と離れの間の渡りの屋根がずり落ちてしまい、これも復旧することとなりました。不思議とアンテナの屋根馬の方は影響を受けずに、立っている状況です。

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