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2002.02.18(月)
柿の木を切る 13日に父とその友人が切ってしまった(正確には形成層部分だけ1cmほど環状にノコギリを回してしまった)柿の木ですが、「鋸引きのあとまでは切るしかない」というのが木を愛しむ私の見解です。へたをすると、雨水でもって切り口から腐らないとも言えないですから。
今日17日はチェンソーにて柿の木の枝を1本だけ落としました。雨が降らなければ、もう1本切る予定だったけど、1回あたり50kg程度の枝を落とすので、結構危険な作業なわけです。長さ自体は80cmぐらいずつしか切れない。
本来は、ブリックという籠付きのクレーンのついたトラックに乗って切るのが筋です。このぐらいだとロープでなくワイヤになる場合もあり、間違っても
絶対真似してはいけません。
『屋根の上に、木にロープで縛った鋼製のパイプ脚立を立てかけ、体を木と同調させて、10mmの面ロープをロープワークを駆使して結び、落とし場所をここと決めて落とす。ダメだと気づいたらやり直す。』これが今回の方法なんですが、頭と体をリラックスさせないと出来ないのだと今回の経験から言えます。
私の場合、消防団に入っている関係と、檜原村で月一回程度のチェンソーの扱いに馴染んでいることで、ロープワークとチェンソーは普通の人以上には扱えます。それでも怖いものです。
(転ばぬ先の杖なのか役に立つことは、たいてい頭の中にしまってあるので、今回のように“いざ”というときには応用が利くのは、とてもうれしいことです。無駄じゃあなかったのねって)
年をとってしまった父親というものは、頑固の固まりだからぁ。若いとしないようなことを平気でやり始める。シロウト考えは怖いわけですが、自分の体がいうことを利かないことが無理をするのでしょうね。その息子の私は大変よ、ほんと。
それにも増して、危険を承知で、木を切るのは大変なことです。無謀とも言う。蛙の子は蛙ということか…。
大変でも「生きものをころす。それも半殺しのまま」というのは、私にはできない。
切ったあと、盛り塩にて、清めをしておきました。柿の老木に伝わってくれるといいのですが。
【2/25追記】
みなさんの意見を聞きたくて、画像をあげました。木をよく知る人と話していて、それぐらいの鋸目ならば、切ることもなかんべぇよ、と。確かにそうかも知れない。よく見ていくしかないですわ。