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次のキーワードについて検索: 検索文字列 ''. 検索結果 201 - 296 / 296 件 (0.0045 秒). 検索条件の修正

201. ニンジンの芽出し方法
 この方法は、現代農業2010年3月号P89に掲載されていたニンジンの芽出しに関する伊勢原の今井さんの記事。 要約すると以下のとおり。 1.夕方に種を水に漬け、翌朝まで置く 2.日の当たるところで2〜3時間乾かす 3.昼頃に冷蔵庫に入れ夕方まで低温にあてる 4.1〜3を3回繰り返す。3回目には一部の芽が出てくる  で、この方法、ニンジンだけでなく発芽率の低いパセリでも応用が利く。うちはこの方法にしてから、パセリはほぼ完全に発芽するようになった。  今井さんによると、長ネギやタマネギでも効果があるとのこと。相性の悪いタマネギ、雨続きだし今年はトライしてみますか。でも、太陽が出てこない。

202. 苗運び
       今年の田植えは、5/18~19に6条の乗用田植機にて、その後に急な法面や細長い田んぼだけは4条の手押し田植機にて植え付けました。10日が過ぎて、一段落といったところです。  写真は苗運び用の道具。トタンの戸板と専用に作った苗を重ねるコンパネの構造物での作業です。前日までにその田の水に漬けておきます。当日の朝に水を切り、植え付けます。この苗運び道具も1日しか使わない代物です。

203. 籾干し/わらまて
■■■■■2003.09.11(木)  暑い快晴 籾干し/わらまて  籾干しは「天日干し」が美味いという。理由は低い温度でゆっくりと水分を減らしていくからということだ。このあたりは、お茶の手揉みにも通じるものがあって、天日で外側を乾かしておいてから、かたづけて袋に戻した際に中央の水分を均一にさせていく方式である。乾燥機ではちょっとだけずつ熱風をあてて、昇降機を使って上下を入れ替え冷ます。理屈は同じである。違いは何かというと、量をこなすにはある程度高温で乾燥させざるを得ないということだ。  天日干しの場合、厚手のシートの上に籾を均一になるように広げます。均一と言うからには高さ10cm均一かというとそうではなくて、枯山水の庭のように山型をつけて表面積を増やします。乾燥前の水分量は18.5%。だいたい5時間程度かなと思いつつも、時々水分量は測っておく。1時間程度の間隔で縦横に歩いて、こもった熱を散らすとともに、上下を入れ替える。水分量には結構ばらつきがあって、特に太陽に当たっている部分とそうでない部分で違う。18%程度でも1%内外は違ってくる。  乾燥機の場合、初期設定されている温度は45~55度程度の高めに設定されている。稲の刈り取り前の水分量である24%程度から18%程度までは40度程度で乾燥させるのが良いとされる。うちの場合には田んぼで稲束の状態で裏表半日ずつ行われているため、ここからが天日干しの難しい部分である。今日のように照りが強いと頻繁に籾の上下を入れ替える必要がある。籾温度は35度程度まで上がっている。昔の人は縦横に歩く際に、素足で歩いた。私も基本的にはそうしている。微妙な温度差がはっきりと伝わってくるので、適度に混ぜると一部だけ過乾燥にならないで済む。時間乾燥率0.4%、乾燥温度35度というのは、乾燥機でやろうとすれば非常に効率が悪い。  乾燥は太陽任せにして、年寄りに歩いてもらうことで、わらを田んぼに取りに行くことが出来る。この辺では「わらまて」と言う。「まてる」=片付けるという意味であろうか。新しい藁を10本程度ずつ、穂先側を2本つないで大束(昔は小束20束、今は16束)を結ぶわけである。この結ぶワラのことを「ゆづら」といいます。本来はこういう暑い日は夕方にやるべき仕事ではあるが。まあ、少しでもやらないと雨に当ててはまずいので、軽トラに2台ほど運んで、明日完成予定の乾燥機小屋の中2階(既存建物だったの屋根の上)に積み重ねた。うちは、果樹、茶、バラ、ネギ、夏野菜全般におよそ4反歩分の藁を使う。今回ブルーベリーを植えた関係で、消費量はさらに増えるわけだ。少しでも多く使いたい。

204. 乾燥機小屋
■■■■■2003.09.06(土)  晴れ 乾燥機小屋  今年は稲作が不作と聞く。が、うちの周辺では稲刈り自体がすでに10日遅れていているものの、不作にはならない見込みである。今年の水管理は去年のこともあって難しかったと思う。ちなみに今年は父親が完全にリタイアしたので野廻りはもっぱら私の仕事である(普通は気になって出かけるもんだがなぁ)。  うちでは、昨年までは天日干しをしており、今年も天候が良ければ間違いなく天日干しになる。残暑が厳しいと米が割れてしまうので、簡単に出来るものではない。稲の乾燥には乾燥機を使うのが主流となっていて、コンバインと合わせるとかかるコストは膨大です。その分労力はかかりませんから、みんな火の車なんです。ま、そういう家はたいてい他で働いていますから、返せるんでしょうけど、我が家はとりあえずはバインダー+ハーベスタ(ノダの30年もの)+天日干し行きたいです。  とは言ってもお天気には勝てず、雨続きになれば仕方なく乾燥機を持っている家に頼まざるを得なくなります。これもただというわけには行かず、時間あたりでランニングコストを割り出して、やって戴いています。毎度毎度甘えるわけにも行かず、保険と言うことで乾燥機小屋を建てることになりました。  乾燥機は中古品ですが、しっかりしています。建て方が終わった直後、乾燥機を組み立てるという絶妙なタイミングで工事は進んでいます。来ている大工さんは、本当の話「大工の源さん」で、腕は確かです。親父が大工していたこともあって、いろいろと中古の建具やら換気扇やらがあるので、あれもこれもと開口を大きく取って貰いました。写真は左から、元の農業倉庫(この辺ではマテヤといいます)、接続部分、北側から見た風景です。「たっぱ(高さ)」が4mあるので、広々と感じますが、すぐにもので一杯になるんだろうなぁ...。

205. 浮き草と藻
 田植えが無事に終わりました。 今年の田んぼは、藻がとても多いです。いつも最後に手で植える1畝の田んぼ。ここは長年除草剤も使うことなく栽培している田んぼなのですが、恒に藻とか浮き草に覆われています。植え付け直後は水を落としますが、3日もすると活着するので水位を上げます。  藻は風で悪さをするので、少しやっかいですが、浮き草の方はその場にとどまるので、いい感じです。流石に今年はまだ施肥をしていません。来週あたりの方がいいかなとも思いますが、天気を見ながらの仕事ですね。

206. 田植え後の圃場-続き2-
 11枚目は、我が家所有の2反5畝の田んぼ。父が耕耘機でプラウ反転していたので、試しに1年除草剤無しにしてみましたが、草は少ないです。植えの田んぼとの高低差が1mぐらいあるので、よく漏水して、そのためか南側が4cm程度高くなっています。  12枚目。1畝の田んぼ。写真を撮り忘れたので、画像は昨年6/30のもの。草が生えない田んぼなので、ずっと無農薬・無除草剤の手植えです。ここ数年は古代米の栽培に使用。今年も3品種(黒米在来、赤米紅染めもち、香り米はまかおり)をちょっとずつ。  13枚目の最後の田んぼは、ちょっと離れた一番東の田んぼ。1反9畝ほど。土質は良いのだが排水があまり良くないので、稲刈り時によく難儀します。 以上全部で13枚。これから、毎日の水回りが続きます。

207. 黒米刈りました
ようやく黒米を刈りました。普段よりちょっと遅めです。 手刈りで2人で小一時間かかったかな。 赤米は来週ですね。こっちは例年とほぼ一緒です。 軽トラックに積み込んで家まで運び、稲架にかけます。

208. 新ジャガ
■■■■■2003.06.03(火)  晴れ 新ジャガ  今年のジャガイモが獲れた。まだ小粒であるが、みずみずしい。分けネギを植えていたりしたので、写真は撮りそびれてしまった。バラもボチボチ終わろうとしている。いよいよ梅雨なんでしょうか。

209. 田んぼの様子
6月30日の田んぼの様子です。

210. 種籾発芽揃う
■■■■■2003.04.12(土)  くもり一時強く雨 種籾発芽揃う

211. まだ刈れません
 例年だと、こがねもちの刈り取りが終わって一段落している頃ですが、雨が続きすぎて稲刈りになりません。生育自体も天候不順の波が何度かやってきた影響もあって、もともと遅れていたのですが、この調子では、今週末にやっとこがねもちの刈り取りがスタートできるレベルかなと思います。  コシヒカリも大部分がなびいてきていて、今年の刈り取りは何れにしても苦労しそうな感じです。  一方、黒米、赤米、香り米が植えてある田んぼの方は、穂がだいぶ伸びてきて、大雨と風による倒伏が怖いです。今回の風雨でなびいてしまうと、おそらく倒伏する結果となります。  コシヒカリが今月中に終わるのか、とても気になるところです。

212. 稲刈り開始
 今年もこがねもちの田んぼからの刈り取りスタート。9/3のスタートは結構早いですね。雨続きの予報の中、稲架がけを前提に始めました。しかし、どうやら降りそうにないと私の体が言っているので(^^;;ので、どちらでも行けるように段取り中。予定どおりというか、愛用のバインダーも「シャーピン」という、過負荷防止のためのピンが1/3程度刈ったところで折れる事件が。  予備を軽トラから引っ張り出して、付けようかなと思ったら、案の定長い!流石に切断は家まで帰らないと…。  刈ってから、揃える意味で一回早めの反転。綺麗に並べていきます。明日(4日)またひっくり返してという予定でした。が…。  ま、ひっくり返して、ハーベスタを移動して、15時ぐらいから脱穀開始、ここまでは良かったんです。途中、これも毎回おきるんだけど、こちらもノッタという結束機部分で過負荷防止のためのピンが折れ、直して再スタート。なんとなく結束部から異音がするので、機械屋さんを呼んでみたら、やはり動きがおかしい。  取りあえず、脱穀できないと不味いので、ノッタを外して明日(5日)に備える。結構重たいシロモノでした。うまく直るといいんだけどなぁ。

213. 籾摺り機新旧
■■■■■2003.10.02(木)  晴れ 籾摺り機新旧  籾すり機のロールの具合がイマイチだったので、どうしようかと思っていたら、中古の出物があったというので、思い切って買い換えた。籾摺り機+グレーダの組み合わせ(写真右下)で持ってきてもらったが、新品だったらグレーダも買えないぐらいの金額で両方を買った。うちの母親と奥さんの仕事を奪うことになるこの機械は、2人分のこの秋の手間賃とほぼ同額になるとわかった。  うちにあった籾摺り機(写真上段)は少なくとも20年は経っていて、何枚かある万石網の角度調整とか、ロールの幅とか、調整が微妙に職人技であった。これは母の担当。  一方、米選機は、縦線の間隔と傾斜角が圃場の具合を見て調整するこれまた職人技(写真左下)。これは私の担当。 秤に箕で持っていき袋詰めするのは今年はうちの奥さんの担当であったが、グレーダは米選機と秤の役目を勝手にしてくれる。  古い機械はまだ使えると言えば使えるし、新品でこれらの機械を買ったなら、今年の相場で50俵程度も米が必要になる。連年だともっと多く必要だ。まぁ、今年は泣きに泣いて買うことになったが、きっと20年ぐらい保つから、1年にすればたいした額にはならない。でも、農機は高いよなぁ...。

214. 背負い縄
■■■■■2003.08.15(金)  一日中雨 背負い縄  朝から続く雨で、田んぼは15cmぐらいの冠水状態。夜になって小降りになったから翌朝までには少し引いたけど、また雨は同じぐらい降る見込みとか。  本来は14日の朝に作る背負い縄を忘れたと今日になって母親がうどんを6本茹でた。背負い縄とは14日の早朝に先祖が野廻りをする際に持っていくものらしい。よって14日の午前中は鎌や鍬は御法度である。ケガをするからだという。盆の暑い時期ぐらい休むようにとの先人の知恵が伺われる。  盆の棚飾りには、真竹を4本立てて、周囲を左綯いの真菰縄で物干しのロープのように縛って、その縄の間に稲穂、ホオズキ、赤マメの莢などを飾る。本来は外に立てたものらしいが、今では室内であるし、棚を作った前側の2本にしか竹は立てない。この真菰縄の上に背負い縄(茹でたうどん)をかける。稲穂、ホオズキ、赤マメの莢などは12日までに準備するが、新盆の年は7/31までに準備しておかないと隣近所は8/1と聞けばやってくるから大変である。ちなみに稲穂は五穀豊穣を願ってものでしょうし(このあたりの出穂は8/5ぐらいなので穂は見える)、ホオズキは「酸漿」の字以外にも「鬼灯」と書くことから提灯の代わりではないかと思う。赤マメは?である。うちでは作っていないのでインゲンが代わりを勤めた。  16日は送り盆。これもまたお約束で、朝から団子づくりをすることになる。

215. 田んぼの機械
■■■■■2003.09.13(土)  晴れ南風強し 田んぼの機械  8畝ほどの田んぼを刈って脱穀した。また2日がかりである。気になってしょうがないのか、両親とも田んぼにやってくる。普段は動けないと言っている父親ではあるが、田んぼになると動くから不思議である。今回は母親の怪我を気にしているのかも知れない。私もさすがに疲れがたまったので、今日は整体屋さんに行ってきた。明日は籾を干すだけにする予定である。乾燥機も最低張り込み量というのがあって、8畝ばかりの田んぼでは使用出来ないから、小さい田んぼはやはり天日干しに頼らざるを得ない。  それにしても農機は一時しか使わないけれど、何人分もの仕事をこなしてくれる。最新式のグレンタンク型コンバインならば、3人で仕事をするとして(1人は刈り取り、2人でコンテナを積んだトラックで運搬&乾燥機へ張り込み)、乾燥機の容量にもよるが4反歩ぐらいは当たり前に刈ってしまう。うちの方式だと3人だったらだいたい2反を2日でこなすから、最新型は金はかかるが仕事は速い。写真は左から、共同購入している田植機、バインダー、ハーベスタ。  田植えが機械化されるのが一番早かったように思う。その後、バインダー→ハーベスタ→袋式コンバイン→グレンタンク式コンバインというように機械屋だけが儲かるような仕掛けである。一番の弊害は、農家の倅が手伝う範囲が少なくなって仕事を覚えられず、いざとなって出来ずに廃業という線だろうか。ちゃんと手伝っている人もいるから、一概には言えないけど。

216. おおまさり
 牛久の高松求さんに分けてもらった、おおまさりの種。10/10頃から収穫し始め、昨日すべて取り終えました。ともかく大きいです。皮を剥かずに洗って直売所行きになります。  色の悪いモノなどは割って中身を確認して乾してみていますが、最初はピンク色でも、次第に褐色になっていきます。  130粒程度を7畝に蒔いて、1粒=1株あたりで、平均400g弱程度の収穫。300gの袋で170袋ほど、51kg程度の収穫でした。  2日ぐらい経つと右下の写真のように若干色が濃くなってきます。ゆで落花生にするには、取ってすぐがいいですね。ともかく甘いです。

217. 倒伏
稲刈りは、ようやく半分が終わったところ、例年より1週間遅れていますが、登熟は5日程度遅れていますので、今が刈り頃です。 写真は9/22の早朝のもの。金曜日の雨がなければ、次はこの田んぼの予定でしたが、もう一か所ハデに部分倒伏している田んぼがあって、やはり水が抜けにくい田んぼなので、そちらからの刈り取りとなりました。 しかし、機械がここで壊れるかという所で壊れてしまい、その田んぼも水たまり状態(下は歩ける程度には固い)。昨日再開の予定が思わぬ午前中の雨に断念。登熟は写真の田んぼが一番早いので、こちらからやりたいけれど、位置関係と田んぼの硬さを考えると一番最後に刈る予定に。 終わるのは今週一杯でギリギリという感じですが、この田んぼだけはちょっと刈り遅れになるかな。後半戦は、天日干しでない田んぼが大半ですが、場合によってはこちらはバインダー刈りで平行作業をするかもしれません。ただ、また金曜日に雨予報なので、やはり、他が落ち着いてから手を付ける予定。

218. 田うない
■■■■■2002.11.06(水)  田うない  うちの方では「たうね」とも言いますが、荒起こしのことです。  1日かけて田圃の荒起こしをしました。午後から風が強くなり、寒かったです。トラクタを田圃で使うのは初めてなので、うまくいくかがちょっと気がかりでしたが、やっぱりというかパワーがギリギリでした。燃料の方も14リットル入るんですが、今日一日ですっかり空になりました。やはり、田圃をうなうには、17馬力ではきついんですかね。一番重たい田圃では2度ほどエンストするハメに。  ま、自動水平制御とか、自動深さ制御とか、いろいろついているんですが、間違ってスイッチを切ると深さ=最大になって、ものすごい負荷がかかるんですね。気づかずに動かしたら、止まっちゃったわけです。  ハンドルがパワステですから、動かすのはとても楽ですし、4WDなので力はあります。トラクタはブレーキが左右別々にかけられるようになっていて、普通はこれを使って旋回するんですが、オートブレーキターン機能によって、ブレーキペダルには触れずにハンドルを操作するだけで、これでもかって言うぐらい楽に旋回出来るようになっています。とっても便利です。それでも車体が左右に持って行かれる時には、左右のブレーキペダルは役に立ちます。  これで、掃除する手間がなければ、言うことはないんですが、なかなかどうしてこれが一番大変です。  芋掘りも終わったので、残る作業は茶畑の藁入れの残り半分だな。

219. 稲こぎ
■■■■■2003.09.10(水)  暑い晴れ 稲こぎ  この忙しいシーズンだというのに、うちの母親が手を怪我してしまった。父親も調子が今ひとつということで、今年は2人で1町歩の田んぼをやっつけなれればならない。まさにネコの手も借りたいのである。だからなのかは不明であるが、うちの奥さんは「ジジ(魔女の宅急便に出てくる猫)」のエプロンを着けての奮闘である。  バインダーという機械は、条件が良ければ手放し状態でも進む。昔持っていた2輪式のものはクラッチを使うためターンが楽だったんだが、今は大変で機械を左に傾けないと左には曲がらない。小さく軽い機械なので、コンバインと違って田面を荒らさないから、ある意味では勝手がいい。  9日の午前中に刈って、午後にそのままの状態で田んぼで乾燥した。持ちかえった1束を氏神様の脇にかけて、水分量の変化を見ると、12:15には1.4kgあった束は、夕方には1.0kgとなり、翌朝9:00の時点では850gまで下がった。脱穀(稲こぎといいます)後の籾を除いた重さが400gだったので、450gが籾の重さということになります。1束は149本ありました。  10日の朝から稲をひっくり返します。かがんでやってもいいんですが、専用の道具を使って結束部分を引っかけて取り上げ、乾いていない面を上にします。快晴かつ強い風(気温32度南風5m程度)のため、午後には稲をこいでしまえます。もっとも腰が痛くなる仕事です。  午後はハーベスタ(自走式籾脱穀機)を田んぼに運んで、稲をこいでいきます。籾は分離され、良いものだけが袋詰めされるわけです。これを1晩寝かせておきます。籾はまだ火照っているので、袋の口を開けて熱と水分を逃がしておきます。夜間には程良く温度が下がりながら乾燥も進むわけです。  コンバイン(稲刈脱穀機)の場合、稲刈りと稲こぎが同時に行えますが、水分量は24%程度もあるため、すぐに乾燥機で乾燥する必要があります。一方バインダーで「かっ干し」した場合だと、水分量は17~18%程度まで下がってくれます。最近の遠赤外線の乾燥機は太陽光のように乾燥させるべく様々な技術が施されているが、天日にはかなわない。太陽は偉大ですね。明日は庭に籾を広げます。水分量の変化との戦いです。昔のように涼しい秋ではなくなってきているので、広げて乾燥させ切るというよりは、ある程度までいったら、袋に戻して、火照りで乾燥を仕上げるという感じでしょうか。一般の流通に流すには、14.5%~15.0%と言われていますが、16%であれば籾すりが可能です。検査に回す場合にはどうしても過乾燥になってしまいます。乾かしすぎはどうにもなりませんからこれが最もいけないです。16%の籾を作る気持ちで、水分計の数字を15%になるようにすると、だいたい15.5%あたりになるようです(なぜかこの数字では検査で1等にはならないけど)。

220. 苗は順調に育っています
 4/15蒔きのコシヒカリ。19日目ですが、極端に暑い日もなく、順調に育っています。乗用田植機による田植えは、5/15~16の予定です。  狭くて畦が急な田んぼは手押し機で17日。1畝しかない田んぼは手植えで18日というパターンです。週明けから植え代かきを順次していく予定。

221. 春仕事
寒い日が続いています。おまけに雨もかなり降ったので、藁が残っている田んぼも多いです。5畝ほどの田んぼのほぼ大部分が残っていたのを山積みにしたら、二輪車を載せるのに一苦労でした。 まだかなり湿っているので、重いです。これからブルーベリーの中に敷いていく予定ですが、まだ当面かかりますね。暖かい日はまだかなぁ。

222. 稲架がけの様子
 昨年の9月始め、こがねもちを刈り取って稲架がけしているところを近くの方が絵をきたいと来られた。いろいろと描かれているようで、昨年も市内で開かれた展示会に出したという。  今年も市の方から、出品して欲しいということで、この絵を出すことになり、後ろ姿が描かれている母に一言断りにお見えになった。  8/27~28までの予定で、アビスタ(我孫子生涯学習センター)にて展示するということであったが、賞(市長賞/一番)を取ったとのことで、明日以降も展示されるとのこと。 写真右が絵を描かれた佐藤さん、左はうちの母。  絵の部分のアップはこちらのもの。ちょっと光が反射してしまっていますが…。

223. あと、もう少し
 葉いもちが出て心配した1枚の田んぼ。いもちを抑えた薬剤の影響か、生育が逆に早くなっています。今年は、この田んぼのお米は米屋さん行きです。8畝なので、量は多くても6俵強でしょうか。  他の田んぼは、もう少し遅い感じかな。一番早いこがねもちで、例年9/6稲刈りなのだけど、今年は9/9以降になるのか。もち米なので、天気を見つつ、見越しで早刈りするかもしれません。何れにしてもこの天気では生育が止まったような感じになってしまっています。

224. 手揉み茶体験【1日目】
■■■■■2003.08.30(土)  くもり@金谷 手揉み茶体験【1日目】  8/30~31にかけて、静岡の金谷にあるなかだっちという体験農家に行ってきた。奥さんは町会議員さんもやられている方ですが、農家のおっかさんという感じ。今まで私が会ったことのあるお茶屋さんのおっかさんと共通する感じがあるのは、茶農家の共通の特徴だろうか。ご主人がまた気さくな方で多趣味な方ときていて、話を聞いていても飽きない。  手揉み茶は我が家では私のひいじいさんにあたる、嘉平治の代には静岡から職人さんを呼んでやっていたそうで、とても熱いものだと聞いていました。実際にやってみるとホイロが炭からLPガスに替わっているせいなのかあまり熱くは感じない。表面温度で90度ぐらい(葉ぶるいの時)から37~38度ぐらい(こくりの時)に徐々に下げていくそうです。ホイロは木枠に和紙を交互に張ったもので熱をゆっくりと伝えるようになっている。  まずはやぶきた種を1芯2葉程度に摘む。本当は生葉2.5kgを揉むそうであるが、初めてということで1kgを目標に摘む。ご主人と手分けして摘み、量ってみると1.1kgある。火照りを取る程度に平たいザルにあけて広げる。長辺50cm程度のしっかりした作りのザルであったが、我が家には小さい頃に同じ様なザルで長辺160cm程度のものがあった。同じように使ったものなんだろうなぁと思う。  次は蒸すわけであるが、その前に腹ごしらえをする。合間に保存会の講習用ビデオを見せていただいた。複雑である。ポイントは何だろう?  蒸しの工程では手揉みの場合だいたい40秒前後蒸すそうだが、最近のお茶は深蒸しといって130秒前後らしい。今回もならって40秒前後を蒸す。セイロに重なるか重ならないかの厚さに均等に茶葉を並べ、蒸し始める。大きいセイロをもってしても、大体300g弱である。しばらくすると茶葉の香りが生臭く立ってくる。セイロの杉の香りに消されるので注意して嗅ぎ分けながら生臭みが変化するのを待ち、セイロの蓋を開ける。大きな箸で茶葉を「の」の字をセイロの半分大に描くように素早く混ぜていく。くっ付いた茶葉をはがしながら攪拌するイメージである。セイロの縁の茶葉を落とし、箸の茶葉も落とす。蓋をしてさらに香りの変化を見ていく。香りが甘くなった時に終わるわけであるが、蓋を強く交互に叩いて、茶葉の露を払う。  そしてセイロを取り出し、すぐさま風を通すために片手でセイロを左右に振り子に振る。竹を張った露切り台の上から扇風機で風を送っておき、ふるい落としていく。茶葉の色は透明感がなくなり、均一になっているが艶もないという感じである。ここまでを繰り返して露を切った茶葉を用意する。  いよいよ揉みである。工程がいくつもあるのだが、まずは「葉ぶるい」(写真左上)。簡単にいうと表面の露を乾かしつつ、くっ付いた茶葉をばらける。掻き上げて小手に落とすイメージである。この段階の目的は葉の縁から水分を飛ばして、茎の表面の水分を取ることにある。そこで時々は「葉型づけ」といって、力を入れずに揉むことで葉の縁をしんなりさせておく。  次の工程は「ころがし」。ホイロの長辺を使って、全身の重さをかけて、茶葉のかたまりを転がしていく。目的は茎をポキポキと切っていくこと。このときずったりすると均一にならないし、葉の縁ばかり乾いていく。茎の水分を少し乾いてきた葉の方に移しつつ、全体として乾かしていく感じらしい。実際にやってみると、ホイロを壊すんじゃあないかと思ってか、力が入らない。押しつけるというよりは、パンをこねる際に強力粉のグルテンを切る感じに近いと感じた(翌日の釜炒りで初めてわかったんだけど)。最初は「軽回転」といって、小手で素早く早く揉む。この力加減がどうも難しいようだ。ご主人曰く、「全体を通して赤ん坊の手を握る時の感触を保つんだ」ということだ。ある程度水分が出てきたら「重回転」といって、大手で力を掛けて揉む。スピードではなく全力を使うイメージ。最後は「ねり込み」というらしいが、私は「重回転」で力を入れすぎたようでこれは行っていない。結果はどうなったかというと、粉がたくさんになってしまった。  「ころがし」の最終段階で、「玉解き」といって、固まった茶葉をほぐしつつ手を擦るように合わせて揉みきってほぐしていく。ここまで来たのが写真の右上で、ここでおにぎりなどで腹ごしらえをする。3時のおやつというところですな。ホイロも汚れてきたので、茶葉はゴザにとって、ホイロの表面(助炭という)の清掃をする。茶の渋がとても凄い。タイミングをはかったかのように、杉本園の伴子さんが駆けつけてきてくれました。お土産と応援ありがとうね、肝っ玉母さん。  これからの工程は、「中揉み」と「仕上げ揉み」になるわけで、普通の体験コースはここからということだ。  中揉みは「揉みきり」といって、手を摺り合わせながら、茶葉を親指の上と小指の下から落としていく。茶葉は力を入れたところに向かうらしい。私のようなシロウトがやると、掌のなかで団子が出来ていく。これも難しい工程だ。ご主人曰く「縄ないが出来るなら出来ると思うが」ということだが、難しい。30分以上この工程をしていて、たったの1回しか出来なかった。奥さんから教わった時だけだけど(^^;;。このあたりから、茶葉を一定方向に揃えては拾って揉み切りをしていく(写真左下)。これもまた、いろいろテクニックがあるようだ。  茶葉は黒緑色に変わってきていて、だいぶ撚れてきている。揉みきっていく時も水分はだいぶ出てきているのがわかる。続いて仕上げ揉み。「でんぐり」という工程(写真右下)では、残った茶葉の水分を転がすように押し出していく。手の腹から指先までを使っていく感じである。最後は「こくり」。これも結構難しかった。左右の指先を揃えて揃えた茶葉を掌中に逃げられないように転がしていく。形を整え、艶と味を出していく、職人にとって1番の腕の見せどころらしく、深すぎてわからない世界です。

225. 迎え盆
■■■■■2003.08.13(水)  雨のち晴れ 迎え盆  今日は迎え盆、亡くなった叔母の一周忌にあたります。一日雨という予報にもかかわらず、良く晴れてくれました。叔母も花が好きで、特にグラジオラスはマメに育てていました。具合良く一斉に開花して、仏花となりました。人が亡くなった年の翌年は花も実も付けるといいますが、良くない天気である今年なのに、まずまずの成績です。  うちの方では、迎え盆というと、洗面器に水を張り、中には茄子を浮かべます。上がり端にはタオルをおいて、先祖の霊が足を洗うのだとか。茄子の牛と胡瓜の馬を飾るのは結構有名ですね。真菰のゴザは作るのを省略してしまった今年ですが、例年は作っています。マコモがまだあるので作ればいいんですがね。真菰の盆棚は毎年作るので、そのうち「作る」に載るかも...。  盆さまを迎えた後、胡瓜と茄子のあられを作って、そこに米を散らし、重箱に入れて飾る。これを翌14日に持って墓参りに行くというのがここらの習慣です。まぁ、この頃では最後はカラスのエサに化けてしまうので、何とも言えません。公害だと叫ぶ輩が近所にいないのが何よりですが、先々はどうなっていくことやら。新盆の年は施餓鬼までは毎日の行事が続きます。

226. 摘花
■■■■■2003.04.14(月)  くもり時々晴れ 摘花  今年は天候が不順で、果樹の受粉があちこちで心配されている。うちで最も受粉率が低いのはスモモで、逆にモモは最も高い。ほぼすべての花が実を結んでしまう。本来は摘蕾ぐらいしてもいいぐらいだが、花も見たいなとなると、花後の摘花がベストということになる。  梨の花もボチボチと咲き出したので、こちらは少しだけ摘蕾をした。梨も割合と良く実になる。すべてが大きな実になるなら、手がかからなくていいんだけど、そういうものではない。逆に摘果すると大きく成りすぎて困ってしまうものがある。温州みかんがそうである。木を1メートルに押さえているためかもしれない。

227. 筍と韮
■■■■■2003.04.16(水)  晴れ 筍と韮  筍が採れるようになった。うちのは、真竹と違って孟宗なのでエグ味があるので、あまりおいしいとは言えないが、旬の食べ物なので、これであと75日寿命が延びたわけである。韮も今年初めて採ったが、殺し刈り(最初の1回は採らずに捨てる)をしていないので、やはり少しかたいかなという感じです。これから、種まきとか収穫とかが続きそうな季節です。

228. 代かき
■■■■■2003.04.26(土)  晴れ 代かき  今日は田圃のお仕事である「代かき」。昨年までは乗用トラクタではなく、耕耘機に籠車輪というとても効率の悪い機械でやっていましたが、今年からはトラクタ+ドライブハローという最新型(?)に変わった。じいさんの代は、牛に鋤(すき)であるから時代は変わったわけである。  代かきは田起こしをした土を水と攪拌し、土を泥状にするとともに草や藁などを土中に押し込める。できるだけ水は少な目で行って、田圃を平らにして水の高低差をなくす。稲を植えた際に水の量が均一になるようにするためだ。泥状にするけれども練りすぎてはだめで、ほどよく練らないといけない。水持ちが良すぎると土中の酸素が低下するためで、土質によって変えるべきである。と、エライ人の本には書かれている。なるほど。  こちとら、トラクタでの代かきは初めてやるわけで、かかる時間もなかなか掴めず、荒くかいておいて、後日植え代をかくことにした。今年から新しく始めた3枚の田圃の水持ち具合と土質が見えないから尚更だ。代かきをしているとシラサギがやってくる。かなり近くまでくるので、「おーい、ひいちゃうぞぉ」などと思いつつハンドルを取る。明日も代かきは続くのである。

229. 収穫まではもう少し
 1週間遅れで植えた稲ですが、昨年とほぼ同じ生育状況です。稲刈りは例年どおり、早稲のこがねもちで9/5位から始まります。雨が降らないことを望みたいところですが、こればかりはどうにもなりません。  はぐらうりもぞくぞくと収穫中。こちらは生で売る以外は漬け物になります。ナスとウリだけは、50kg位の重しで押さないときれいには漬かりません。マメに手を入れるのも重要だったり。

230. 田植え終了
■■■■■2003.05.04(日)  晴れ 田植え終了  1町歩強の田圃を2日かかって田植えを完了した。ちなみに、普通は1日1町歩であるが、慣れないのでゆっくりしたペースである。  現在黄モッコウバラは満開で、白モッコウも花がボチボチ咲き出してきた。写真は白モッコウである。ツツジも同じぐらいの開花具合で、田植えも終わるといよいよ茶摘み本番になります。

231. 今年も茶摘みをしていたなら…
 今は1畝だけ残ったお茶。過去の記憶では、5月の3週目が茶摘みとなっていたので、今年茶摘みということだったら、2週間も早い感じがします。3月頃から2週間早いという感じだけど、未だに変わらず。  その割には、田んぼの稲の伸びは極端には早くない。というか、極端に暑い日が今年は少ない気がしています。

232. 田植え後の圃場-続き1-
 続きです。  6枚目は、昭和40年代に造成されたあらき野団地に隣接した田んぼ。唯一真四角でない田んぼなのと、何故か田んぼの底が抜けたり(田の底に穴が空いて排水路に抜けた)する田んぼなので、ちょっと注意が必要。長さも100mないので、2反なのに四角く感じる田んぼです。  6枚目とはちょっと離れた6畝ほどの我が家所有の田んぼ。このあたりは、昔2重堤防になっていたのですが、その外側ということもあって、土質は良いです。時々排水が詰まって田植え直後に洪水になるのが難点。下から2枚目の田んぼながら、最後は陸田なので、必然と用水路が詰まるとここに来てしまう。ここは大抵、やや晩生のあきだわらを植え付けています。    8枚目は7枚目と並んでいる田んぼながら、上の方にあるので、水は多すぎるぐらいにあります。ここは隣の田んぼと同一の高さなので、時々上から水があふれます。ついでに草も来るようで、特にオモダカに泣かされますが、手がかけられない年は放置する事態によくなりますね。土質はかなり良い田んぼです。  9枚目の田んぼの向かいにある我が家所有の田んぼ。毎年決まってこがねもちを作付けています。近所の人の2畝の田んぼと1枚にしても8畝ほど。ちょっと砂地気味なので、こがねもちにしてはアッサリめに仕上がります。  10枚目は、江蔵地にある田んぼ。その名の通り2重堀時代の外側にあって、よく洪水していたらしいですが、耕地整理では砂地となり、水が丸1日保たないという田んぼです。おまけに東側は高木が並んでいるので、日照も朝日は期待できないです。

233. カブトムシ
■■■■■2003.06.24(火)  くもり カブトムシ  うちは稲刈りは未だにバインダー+ハーベスタで行っている。このために4反歩分の藁が取れるのだが、一部は畑に積んでおき、ボロボロになった頃にネギ畑に使われる。新しめの藁はキュウリ畑に使われてからネギ畑に行くために、完全にぼろぼろになったまま積まれている場所もある。そんな場所、たぶん4年間積んであったところを掘り返してみると、カブトムシの幼虫が数匹、さなぎでカブトムシの形がはっきりしたものも出てきた。右下に角があるんだが、写真からわかるだろうか。なったばかりなのかそろそろ出てくる予定なのか、心なしか動いた気がした。  カブトムシの幼虫はとてもでかい芋虫であるが、こいつは死んだふりの名人で、触ってもピクリとも動かないからすごい。出てくるのは楽しみであるが、桃が囓られるのかと思うと複雑である。カブトムシにとっては、藁の中の住みかあり、食べ物としても桃ありで、まったくの天国なのだろう。ちなみにその桃の袋かけは23日までにようやく終えた。梅雨の合間を見て1本の木に200個近くの袋をかけた。雨風で結構落ちるので、最終的には150個ぐらいまでは減るだろうか。

234. お役目終了
■■■■■2003.11.16(日)  晴れ お役目終了  金曜日にやっと籾摺りが全部終了した。これで作業も一段落というところです。籾の貯蔵に使っていたところを片付けてバインダーとハーベスタを片付けた。今年は隣にある稲架(おだ)置き場も一度出して掃除をする予定なので、冬場はまた忙しくなりそうである。  恒例の餅つきは、例年どおり12/28に予定されているので、それまでに終わらせられれば実によいのだが、ブルーベリーの植え付けもあるし、そこまで出来るだろうか。気合いを入れねば!

235. 手植え
    一畝の田んぼ。機械で植えるには、約物が多すぎるし、そもそも手で植えた方が早い。 苗は、黒米・赤米・香り米を合わせて24条。ここ10年ほど、除草剤(藻を取るヤツも含めて)を使った記憶がない。植えると同時に全面を藻が埋め尽くすのですが、苗が薄蒔きの上に根を1つずつほぐしたものなので、植え痛みがない上、正確に2本ずつ1尺2寸の条に植えているので、藻に倒れることもない。 で、この道具も年に1回だけ登場します。柄の部分はもう少し長かったのですが、軽トラに乗るように切り詰めています。

236. 刈り込み
■■■■■2003.07.21(月)  くもり時々晴れ 刈り込み  お茶の刈り込みの季節である。本来なら、もう少し早くと、もう少し遅くに刈り込んで、あとは9月終わりと年明け3月に刈り込むのだが、省力化栽培ということで試してみた。ちなみに、去年は9月と3月のみであった。  一部だけ茶摘み直後に刈ってあったところがあり、この部分は半分だけ淡い緑色になって、かつ、茶色く枯れ込んでいた。天気の加減なのか、はたまた新芽は虫達には格好の餌食なのか。何れにしても、無農薬無肥料栽培が長年続いているせいか、強いお茶である。一週間ぐらい前に覆い被さったヤブガラシを除去したが、その量たるや半端ではなく、これがいい緑肥になっているのであろう。ヤブガラシでお茶が作れたらそりゃもうけものである。ちなみに、前はちゃんとアマチャヅルも出ていたが、ブームの時に乱獲したから、ヤブガラシに負けてしまった経緯がある。乱獲はいかんということか…。  16日に田圃の追肥をしたが、まだ1枚だけ残っている。雨が続いて葉が乾かないので延び延びになっているが、明日あたり出来るかな。梅雨明け直前、いろいろと慌ただしくなってきた。桃の収穫もそろそろである。摘み取りを予定しているみなさん、もうちょっと待っててね。

237. 直売
■■■■■2003.12.09(火)  晴れ 直売  このところ、あちこちで米やら漬け物やらを売りに歩いている。近場の団地などでの催しとかに参加するのだが、年齢層がとても高い。思えば私と同世代が子供の頃に住み始めたのだから、子供も巣立っていって年寄りのみ残されるという構図なのかも知れない。  必ずしも元気なお年寄りばかりでなく、体も心も病んでいる人が多いのは、ちょっと引っかかる。なにかが違ってきているのだろうな。と思う。  今日はこの前行った豊四季団地のおばあさんから、娘にも食べさせたいからと注文が入った。ありがたいことである。

238. 田植え本番
■■■■■2003.05.03(土)  おだやかな晴れ 田植え本番  生まれて初めて田植えをした。 もとい、田植機で田植えをした。それまでは、共同所有する2軒にお願いしていたので、植えずじまい。その前は手植えの時代にはよくやっていましたけど、機械植えになっては初めてです。考えてみるに、本当によく考えられた機械だと感心するものです。これで、あと掃除とか、メンテナンスが楽な機械であれば、何も言うことはないんですが、本当に「覚えることが多くて大変」です。植えていて気を取られると、すぐにぐにゃぐにゃと曲がるしね(^^;;  肥料は、ペースト状の液肥(34kg/1反)を使い、ここにイネゾウムシ駆除の殺虫剤(これがないと苗が消えていってしまう)を最低量(100g/1反)加え、5cm程度の深さに施肥していきます。別口で、稲の除草剤を散蒔く装置を使い除草剤を振(1kg/1反)ります。これも昔式の「手押しの除草機+腰をかがめての手取り」に頼ったとしたら、真夏の暑い日で3回ぐらいやりますから、1人で1町歩やると腰を痛めてしまうでしょう。足は田圃の泥で抜けないし(^^;;。本当は一番いいのは1人5畝(150平米。1町の20分の1)程度を除草することなんですが、この場合、1町歩では20人の人手がいりますね。その人を仮に募集しても、夏のクソ暑い時ですから、来ないですよ。その夏のクソ暑い日に手伝ってもらい、代わりに米を提供して代価をもらうなら、百姓は無農薬でも成り立つのだと思います。  昔は近所総出でそういう労力交換をしていたんですから、本来は出来なくはないと思うのです。が、なかなか、いろいろあって、過去には戻れない。若い後継者もいませんしね。まして、野良仕事の経験がない人では、無理と言わざるを得ません。仕事としてやるには、何にしても大変なことだと言えます。若い後継者の話に戻りますが、私より年下というと、近場では、今回田植え指導をしてもらった家(早くに親父さんが亡くなった)と、もう1軒、協同で田植機を所有している家(どちらも昔の私と同じで別の本業をもっています)ぐらいで、他の近所では7歳以上も年が離れてしまいます。で、何れも別の本業持ち。いわゆる専業は、近場では数件です。  すべて無農薬で、有機栽培(曖昧な言葉ですが)で、出来ればいいんでしょうけどね。なかなか、難しいものです。まして、今使っている資材にしても、それが本当に大丈夫かどうかは「?」がつきます。先般の肉骨粉問題にしても、酪農当事者は中身を知らなかったわけですし、有機肥料にしたって化学肥料にしたって、本当に自分で精製しない限りは何のものかは結局わからない。そう考えていくと、食の安全って、難しいものだと思う。そんなことを考えつつ、今日はハンドルを握っていました(だから畝が曲がるんだな(^^;;)。

239. 種まき
■■■■■2003.05.08(木)  一日中雨 種まき  朝から強い風が吹き、一時的に土砂降りの雨が降るというすごい天気でした。そんな中、まくわ瓜(青・白)、瓜、ポップコーン、ナタ豆、シカク豆の種まきをしました。雨ではさすがに露地蒔きは不可なので、とりあえずポット蒔き。本当にポップコーン育つんかいなぁ。妖しい種ばかりです。

240. にわか大工
■■■■■2003.10.16(木)  晴れ にわか大工  さてさて、休息も充分に取ったので、ようやくお仕事に戻ります。乾燥機小屋に仮設置してある籾摺り機とグレーダですが、直接軽トラに積めるように全体レベルを上げようということで、台を作り始めました。何分にも大工の小せがれですから、それなりにやっつけ仕事は出来ます。道具も揃っていますし、材料も結構あります。枯れきった檜板とか赤松の間柱とかを使って、18mmの構造用合板で天端を固めました(さすがに合板は買った)。使いやすさを考慮して籾摺り機とグレーダそれぞれに台を設け、産業用キャスター(総耐荷重=520kg)をボルト締めします。  親父さんの大工道具も、現役を引退してしばらく経つので、刃物類は研ぎ直さないといけないし、鋸は目立て直さないといけないのですが、なんとかやってしまっています。これが終わったら目立て屋さん行きです。鉋屑が結構出るので、これはこの季節だと竹やぶに持っていくかブルーベリーの根元に入れようかな。あまり大きくないので生ゴミリサイクル施設(ようはゴミ捨て場だけど)に糠とともに入れるのもいいかも。  写真は70kgあるグレーダを台に乗せたものです。右後ろに籾摺り機がちらっと見えますが、これで軽トラの荷台の高さがグレーダの秤の高さと同じになります。左奥には古い米選機があるのが見えるでしょうか。

241. カラッとしない
■■■■■2009.09.10(水)  晴れのちくもり カラッとしない  昨日はやはり夕方にパラッと降った。おまけに朝にスッキリと晴れ上がったものだから、朝露がすごく雨が降ったかのようだ。今日は朝のうちから晴れてきて、風も強くなり、刈った稲のためにはいい感じ。月曜日に干したこがねもちの乾燥が少し足りなかったもので、庭で干しつつ、10時過ぎには昨日刈った稲束をひっくり返し始めた。午後遅くには脱穀が出来るかなと睨んでいたものの、午後からは曇りがちになる。丸1日はカラッとしないらしい。やはり昨日の曇り空が良くなかったようで、脱穀は明日に延期。なかなかうまく行かないものだ。庭干しのこがねもちは、乾燥が足りないと「はぜ」ない。はぜるとは、籾内の米が白く変化する現象で、概ね14.5%程度の水分量で起きる糯米特有の現象。13.0%ぐらいになると籾が割れ始めるので、乾燥をやめるタイミングが難しい。10時前に干し始めて11時半には片付けるぐらい。  結局脱穀は出来なかったので、合間に昨日刈り始めた別の田んぼをコンバインで刈り続ける。天気が良く田も乾いているので、感覚的にも水分量が全然違う。昨日は23.5%程度あったものが、今日は20%ぐらいだろう。乾燥機はあいかわらず風乾のみで動いている。明日の朝まで風を通しておいて、時間乾燥率0.8%/時あればおいしいこめになるところを、倍ぐらい時間をかけて乾燥にかける予定。これで味が全然違ってくる。忙しい農家の中には、時間乾燥率を標準よりあげて、水分量25%以上のものを急速に乾燥したりなど、乾燥を適当にやってしまう人もいる。しかし、相手はやはりプロ、米の肌が光らなくなるので見ただけでもわかるものだ。我が家の調製のやり方を知っているので、うちに来ている米屋もやって来るのであろう。取りあえず自分の家で食べる分はなんとかなりそうだ。

242. 田植え完了
 今年も無事に田植えが終わりました。西から順に5/22現在の様子を。ちなみに、今年の田植えは、5/17,18,19,20の4日間。17,18は乗用6条ペースト施肥、19は4条手押し、20は手植えでした。  一番西の田んぼ。砂地で手前の方が高く奥とは4cm近く高低差があり、道を挟んで手前に排水機場があって手前側の土質が特に砂地であり、排水機場の排水中は水位が低いので余計に水が抜けます。奥は抜けないのでどうしても水が奥で停滞するという厄介な圃場です。しかも水がなかなか来ない。  肥料も植え付け時のみでは効かないので、6月に入っての追肥は必須です。1反9畝の圃場。  聞く限りでは、我孫子市内では最も良質の土壌の田んぼの1つ。3反5畝あるので、小さな機械ではなかなか大変です。水管理もしやすいしいうことはないのだけど、3反区画の上、上に田んぼが多いので、台風などでは排水が間に合わなくなる場所です。  2番目の補助の隣にある、7畝ほどの田んぼ。奥行きは95mぐらいあるので、かなり細長いです。隣りの田んぼを借り受けるときに、前耕作者が作っていたことを知らずにいて、1年休んだら、草が大変なことになってしまった田んぼです。除草に関しては、代かきを1か月かけて3回実施してもまだ種が出てくるというすごい田んぼです。よって、田植え前除草剤まで使っての慎重な除草が必須の田んぼ。こういう米はお米やさん行きにしていますが、やはり大変です。圃場が急勾配なのと細長いので、乗用田植機が危険と判断して、毎年手押しで植えています。  2枚目3枚目の田んぼと1枚挟んで並ぶ6畝ほどの田んぼ。細長いので16条しか植えられません。一度乾かすと、ともかく奥まで水が届かなくなることがあるので、水管理が大変な田んぼの1つです。こちらも手押し機での田植えとなります。  2~4枚目の田んぼと排水路を挟んで向かいにある田んぼ。こちらも帳面上は7畝ほどですが、実際はもう少し狭いはず(たぶん6畝強)。3枚目の田んぼが24条植えられるのに、ここは20条なので、手押し機は、最後に1回空走りします。もっとも水が届かない田んぼなので、やはり草がどうしても出てきます。

243. 長ナスとともに…
 庄屋大長というナスと一緒にパチリ。 朝から小雨続きの中、キュウリ等の収穫、育苗箱の片付け、ジャガイモのコンテナ間移し替えを手伝ってもらいました。 もう少しニッコリしている写真もあるのだけれど、こっちの方が婚活写真には向いているのかなぁと(^^;; あの人がいいんじゃあないとか、いろいろ。

244. ドジ
■■■■■2003.04.29(火)  晴れ ドジ  代かきが連日続いている。水管理がなかなかうまく行かず水が多かったり少なかったりで大変である。多いと高さが見えないし、少ないと堅くなってしまって時間がかかるし、これまた凸凹になる。  しかしもっともやってしまうのが、整地板を降ろし忘れてしまうこと。これをやるとやり直しなので、また回数が増える。物忘れがひどくなったのか、これで2回目だ。せっかく平らにしたのにかえって凸凹にしてしまう。ま、凸凹であっても曲がった米は出来ないけど(^^;;

245. 苗も揃ってきました
今年の種まきは、4/11でした。 例年よりも、夜にかなり冷え込む感じなので、例年とはちょっと違う管理をしています。 毎年同じように揃えるのは、やはりコツがいります。伸ばしすぎてもいけないし、不揃いになるのはさらに良くない。 これから約1か月、水やりの日々が続きます。

246. 試運転
■■■■■2003.04.22(火)  晴れ 試運転  トラクタの後ろに付けるのは、普通はロータリなんですが、田圃の代かき用にドライブハローというのがあります。今日はその試運転の日。だったハズなんですが、都合により延期。理由は農器具屋さんのケアレスミス。ピンの径が25mmと32.7mmで違っていたんです。「こりゃ入いんないわ!」  日記を毎日書くのは面倒なようで、ついに昨日はギブアップでした。単に、朝型になってしまったとも言えますが…。 (って、これも翌朝書いているんですけど )

247. 1本ネギ
■■■■■2003.05.16(金)  雨のちくもり 1本ネギ  秋口に蒔いたネギが大きくなり、本来植える時期は過ぎていたものを植え直した。こっちの方では、1本ネギを植えるという。その間隔は1寸~1寸5分程度であろうか。出てしまったネギぼっち(ようはネギ坊主。種の子供ですな)を取り、雨上がりのため、念のために、べと病を防ぐ意味で殺菌剤に浸してからの植え付けです。  植え穴を深く掘り(東西畝で5寸程度の深さ)、北側に沿わせて植えます。北側に植えることで、南の太陽を充分にあててあげる。南に伸びようとするわけで、理にかなっているわけですわ。植えると言っても、ただおくだけと思ってもらう方が良くて、土はほんの少しだけかけます。その上に、肥料をたっぷりと置き、殺虫剤を散蒔いた上で、あとは、藁をドサッと置いていきます。ネギが根付くまでは通風を良くしておき、充分に根付いてから土をかけてやる。これが、隣町の流儀(うちの母親は福島出身であるが、隣町に丁稚奉公してした)なんだそうですわ(^^;;

248. 稲刈り
■■■■■2003.09.09(火)  暑い晴れ 稲刈り  早起きして(^^;;バナーを変えてみました。リンクページのトップを見ると参照出来るようになっています。PhotoShopも慣れれば楽だけど、私はCanvas派なので、時間がかかります。ちょっと派手かな。  今日から稲刈りの予定です。1枚目はバインダーにハーベスタで、2枚目は手刈りにオダがけの予定です。稲刈り初体験の奥さんはどうなるんでしょうか。

249. 茶摘み
■■■■■2003.05.11(日)  晴れ時々くもり 茶摘み  昨日から今日にかけて、茶摘みをした。昨日は母と私と嫁さんと3人でハサミを使って53kg強、今日はniftyの仲間内8人の助っ人を頼んで50kg弱、あわせて100kgを少し切ったぐらいでした。実際の出来上がりは25%から多くて30%程度になります。  今年から委託加工をお願いした、富里市(成田の南)の佐久間さんのところでも、昨日から加工を受け付けたということです。昨日だけでも佐久間さんのところでは生葉1800kg、仕上がりで450~500kg程度のお茶を作った様子。ともかく我々からしてみると多いことは確かです。  今日来てくれたみなさんには、とてもお疲れさまでした。ちょっと暑かったねぇ。イガさん一家には、皆勤賞のように来ていただき、助かっています。毎度のこばさん、マサさん、とんぼさん、大津みつあきさん、卯月清さん、お疲れさまでした。本日の目玉は、夏みかんの生絞りジュース。イガさんご一家には味見して戴けませんでしたが、結構好評でした。結構みなさん飲んでいましたねぇ。やはり間に合わなかった露地イチゴとバラは、我が家ではもう少ししてから本番のようです。ということで、今日来忘れたなぁという方は、またどうぞ遊びに来てね。

250. 釜炒り茶体験【2日目】
■■■■■2003.08.31(日)  くもり時々晴れ@金谷 釜炒り茶体験【2日目】  翌日になって…。とその前に、昨日の成果(写真左下)。40度のお湯で90秒ほど抽出し飲んでみましたが、ものすごいショックを受けました。天と地ぐらい違う感じです。天然のアミノ酸を飲んでいるという感じです。渋みと苦みが全くない。  今日は釜炒り茶ということで、さやまみどりという品種を摘む。「扱き摘み」といわれる摘み方(うちに来たことある人はご存じのハズですが)で摘んでいく。摘んだ後、30分程度陽に当てて萎調(いちょう)させる。通常生葉は摘んだままで広げないと中が蒸れて火照ってしまうし、広げたままで風にあてると萎調してしまう。釜炒りの場合には、萎調させることで茎の水分を取っておく意味合いがあるそうだ。  釜炒りの場合には、単純に100~130度ぐらいの温度に熱した釜(フライパン程度に浅く、餅の臼のように返しがついた鉄釜が理想ということです)で、ひたすらかき回していくだけです。とはいっても高温なので「ころがし」に相当する茎の水分を出していく作業は釜上ではやけどする恐れがあるので、晒し袋にとってゴザの上で揉んで茎を切っていきます。  入れては戻してという工程を何度か繰り返していくうちに段々と緑黒くなり、撚れていくという具合です。前日に手揉みを体験しているので、この段階ではどうすべきかという点は多少は見えてくるものの、加減は微妙です。まるで紅茶のような色合いですが、出来上がりを熱めのお湯で短時間淹れて飲んだところでは、苦みがないすっきりした煎茶(とはいえ、後味にはアミノ酸の余韻が残る)という感じでした。冷め切ってから飲んだところでは、渋みが出てきましたが、嫌味はなかったです。  2日間に渡って、誠心誠意ご教授いただいた、仲田ゆう子&はじめさんご夫妻に感謝!!  P.S.私の写真は出さない方針だったんだけど、無理だわね、今回ばかりは。

251. 田圃と薔薇
■■■■■2003.12.08(月)  晴れ 田圃と薔薇  11月はこれでもかというぐらいに雨が続いた。田うないというものは晴れた日にしないと意味がない。太陽の持つ殺菌力を使って土を乾かす。  考えてみれば田圃って不思議ですよね。半年間水に浸かり、半年は水がない。もちろん、年中水を入れているところもあるにはあるんですが、ごく一部です。用水というものができてから、水は人間の手で管理されて、いつからいつまでと決まってしまったので、それ以降は出口を開けておくか閉めておくかで水のたまる田圃たまらない田圃があるぐらい。  先月のように雨が多いと、田うないはできないわけで、1町歩のうちの3反5畝ほどが残ってしまい、今日ようやく完了。さすがに大きい田なので、4時間はかかる。もっと早く終わらせることもできるけど、うないが荒くなるのでこのぐらいが限度ですね。  写真は1つ置きに耕っていく様子をあらわしたものですが、最初に4株分、あとから3株分を交互に耕います。ここまでは簡単なんですが、枕といって田圃の角のあたりをどう決めるかがポイント。際は本来深めに耕いたいけど深くすると土が盛り上がります。秋と寒は浅めに耕っておかないと収集がつかなくなるんですわ。しかも最後の頃はスピードも最低速まで落とすので、結構時間がかかります。  最後のバラが咲いています。「夢」という品種と「マチルダ」という品種です。うーむ、デジカメは限度あるなぁ。

252. 茶摘み
■■■■■2002.04.24(水)  茶摘み  期待されている方もいるので、時期をお知らせしておきましょう。 もっとも、お茶屋さんとの確認がまだですし、お天気あってのことゆえ、確定ではありません。  この調子なら、11日から12日になるかなぁという感じです。 その前の週では難しいでしょうし、だいたいが、田圃で田植えが終わるまでは無理ですしね。  宮司さんから、巽(南東)の方角はきれいにしておくようにとの指導を受けて、土用ではありましたが、多少土を動かしてしまいました。土用とは、今年だと4/17~5/5(立夏の前日までの期間。春の土用といいます)です。ただ、間日というのがあって、春の土用の場合には、日の干支が「巳」「午」「酉」の日ということで、19日、20日、23日、5/1日、2日、5日なんですね。今日は間日ではないので、本当は触らないのが正しいんですが、思うようには行きません。体と相談しつつなので、ま、勘弁してもらうことにしました。  しかし、樹齢20年になるゆずを、花の咲く時期に間引きするというのは、随分と人間のご都合主義ですよね。植え片付ける時期も5/5~5/6を予定しているので、ある意味仕方ないんですが、木の心がわかってくると、やはり、痛そうでした。痛いときには、おもむろに大きなトゲを刺してくれるのでわかります。  お茶畑の草取りも佳境でして、ヤブカラシを半分ぐらい取りきったところです。茶摘みの頃にバラの開花が重なるとうまいんですがねぇ。

253. 台風通過中
■■■■■2002.10.01(火)  台風通過中  10月になっての台風も、久方ぶりですが、風台風も久しぶりなので、ガラス戸がガチャガチャいっています。田圃の方は無事に終わっていますから、何と言うことはないんですが、それでも、木々は影響を受けそうですし、片づけとかで明日は大変そうです。  上流の方は降っているので水が出ないことを祈りますが、西の方では雨がなくて困っているというのに何なんでしょうね。  話は変わって、前に買ったデジカメですが、調子が良くないので入院させています。退院出来たからと連絡を受けていってみたら、何も直っていないようで、再入院となりました。やはり最近のものは良く壊れますな。しかも簡単には直らないようで…。  このところ涼しい日が続いていますが、明日は気温が上がるようですね。久しぶりに植木類の手入れでもするかな。

254. おかたづけ
■■■■■2003.12.27(土)  雪のち晴れ おかたづけ  明日は年末恒例の餅つきである。例年10人ぐらいの客人が見えるので、ここぞとばかりに掃除を始めた。寄りによって昨夜から朝まで雪が降っていたので、掃除の手間が増えてしまった(^^;; でも、なんとか終了。しかし明日は冷え込みそうです。きっとあちこち凍るんだろうなぁ。

255. ようやく帰ってきました
■■■■■2003.10.27(月)  晴れ ようやく帰ってきました  片づけばかりしているので、なかなか進まないのが籾摺り。今日は結局段取りだけで終わってしまった。さっそく作った籾摺り機台の試運転が明日始まります。電気屋さんも出かけている間に工事を終わらせてくれていました。

256. 秋の収穫
■■■■■2003.11.17(月)  晴れ 秋の収穫  ナタ豆という福神漬けに使われる豆があって、これが結構な大きなマメなのだが、昨日一部を収穫してみた。莢の幅が5センチ、厚みが1センチ、長さは20センチ以上あるので、結構ずっしりと重い。比較に100円玉をおいてみたけど、やっぱりでかい。不思議なことに豆が横に並んでいるんですね。右の莢は同じナタ豆でも、福島南部で作られている地物のもの。こっちとは比べものにならないぐらいでかいです。ちなみに若莢を茹でるとまるでジャガイモのような食感で、結構おいしいです。  キウイも葉っぱが落ち始めたのと、明日あたり霜が降りそうなので取ることにした。まずまずの大きさで、売り物にも引けをとらないようだ。今年は葉っぱが1回で散らない(降霜が一気に来ない)ので、なんか変な天候である。  春先にもらったヤーコンの種芋から、バケツに一杯のヤーコン芋が採れた。結構葉っぱも大きかったので、どのぐらいの大きさになるのかなと思ったら、結構な数と大きさだったので一安心。葉っぱはお茶にするといいらしい。左の赤いのが種芋、右は食べる芋です。大きさが全然違います。

257. 雨が多い年
■■■■■2010.04.05(月)  雨時々くもり 雨が多い年  ブルーベリーの剪定も終わって、藁を敷こうとしていますが、雨が多くて捗りません。田んぼの作業も滞り気味。変な年です。 今年は田植えを少し遅らせるべく計画しており、いつもなら種籾を蒔き終えて一段落なのですが、今年はまだで、13~15日ぐらいを予定していますが、天気次第となりそうです。

258. 近所の町内会のまつり
■■■■■2003.11.03(月)  くもり時々雨 近所の町内会のまつり  近くにできた新興住宅街...といっても、25年の前の話。タヌキがよく出た山(ここらでは林を山と呼ぶ)や、20メートルぐらい低いところにあった田んぼなどが小学校の時代に平らになって、いつの間にか建物が出来て、いつの間にか公園まで出来た。その住宅街に小学校も出来てしまったけど最近では学童不足らしいです。ちなみに公園のあったところは山を削ったところにあります。  そんな平和台という地区の町内会の祭りがあり、近所のやきとり屋さんと食べ物屋さんと一緒に直売をさせて戴きました。米売り姿のうちの奥さんと母親が奮闘していました。あいにく雨がちらっと降るものだから、お客さんの足は今ひとつでしたが、それなりの数は売れました。もちろん他の品物の方が軽くて安いのでよく売れましたけど、米だけはちゃんと「表示」をしておいたので、まあ宣伝になればいいかな、と。  私は後ろで客の動線などを見ていましたけど、視線の動きは面白いですね。両わきに食べ物があって、そこでうちの天日干し新米を試食させるのだから、双方にとって効果的であったようです。今回は真面目に原価計算していまいましたから若干高めでしたけど、まあいいっか。

259. 登熟の秋
 雨が続いています。ブルーベリーの方もだいぶ少なくなったとは言え、まだまだ成っています。雨で結構割れてしまいそうですので、摘み取りの方はお早めに。  田んぼの方は、こがねもちがすっかりと色づいてきて、田んぼが乾き次第に稲刈りをスタートできそうです。今のところ、9/5(金)ぐらいからのスタートを予定しています。まだいろいろと片付けも終わっていないので、ちょっと大変ですが。  今年の出来具合は、籾すりが終わるまでは何ともいえませんが、結構実が重いようで、雨も相まって一部の田んぼでは、かなり稲が倒れています。台風が来ないといいんですが…。  今年も援農隊のみなさんを受け入れますので、ご希望の方は連絡ください。

260. 手刈り
■■■■■2003.09.15(月)  晴れ 手刈り  普段は「足がしびれる」だのと言っている父親であるが、秋になるとシャンとして来るというのが不思議です。今日も1畝ばかりある田んぼの手刈りをしてくれました。この田んぼは手植えであるため、植栽密度が少し粗くて育ちもいいある意味優秀田ですが、如何せん小さすぎるので、手植え手刈りになることが多いです。機械で刈ったのは数えるほどしかなくて、稲自体を別の田んぼに運んで乾かしています。大束(小束16束で大束1束、小束1束はここでは8株ぐらい)で13束ぐらいあるのですが、大束1束は24kg弱あって、足元がおぼつかないといいつつ、長年の慣れというものは凄いことだと思います。  来年はこの田んぼに黒米とか変わったものを植えようかと企んでいます。1畝とはいえ、この田んぼは確実に1俵の米が取れます。うちの他の田んぼは例年だと8.5俵/1反前後ですが、今年は若干少ないかなぁという感じです。  参考までに、単位のおさらい。1町(約1ha)=10反、1反(約10a)=10畝、1畝(約1a)=30坪、1坪=3.3m2(1間四方)です。1畝の田んぼは5間×6間程度ですから、大きな機械が入るのは難しいんですわ。ちなみに、1間=6尺というのは、家の柱を建てる間隔で、畳の長辺の長さを指し、これは人間の背の高さをもとに出来ています。大工のせがれで百姓をしている人間にとっては、メートル法だとやはりピンと来ません。

261. 稲架がけ
 数年ぶりに、こがねもちを稲架にかけています。 写真は刈った翌日の9/6(土)のもの。大学生の方がかけるのを手伝ってくれましたが、やはり稲束を開いてかけるというのが、なかなか難しいようです。  コシヒカリは、昨日から刈り取り開始。雨が気になるところです。人足が少ない時には、5〜8畝ずつの作業になります。最初だし足元も軟らかすぎるので、2反5畝の田んぼを12周分刈って、昨日はおしまいです。午前中に露が切れたらひっくり返して、午後から脱穀の予定ですが、日照と風次第ですね。  新米は、早くても9/20頃になりますので、少々お待ちを。

262. 4月も今日まで
■■■■■2002.04.30(火)  4月も今日まで  体の調子は、今月に入ってだいぶ良くなったものの、代わりに野良仕事が増えまして、肉体的には多少疲れております。  今年に入ってからCATVにしたので、GW中はいろいろなものがたくさん流れています。未来少年コナンというのがあって、NHKで最初放送されたんですが、あの宮崎駿が演出しているだけあって良くできています。以前ずいぶん前に録画してあるんですが、さすがに3倍速だったので、画像はだいぶ劣化しています。  コナンの持っているパワーは、とてつもなく無尽蔵なので、なかなかどうして、見ていて面白いです。でも、この作品の時代設定って、最終戦争=2008年だから、きっと2020年ぐらいなのね。当時は2000年って遠い先と思っていたのに…。

263. 銀行強盗
■■■■■2002.11.21(木)  銀行強盗  地元の銀行で、新手のひったくりが発生したらしい。 (ニュースを鵜呑み...)  怖くて銀行にも行けんなぁ。 あっ、金ないから関係ないか(^^;; 今日は、一日木こりをしていました。切った木を思いっきり燃やしたり、チェンソーをメンテしたり...。さすがにでかい柏の木は一人では切れないので、残っています。道路際のモミジとネズミモチ、カヤもドハデに切ったので、枝が山ほどになってしまった。  ダイオキシンは、木より紙の方がよほど怖いし、土中細菌を殺すのにはその土地の木の灰が有効であることは意外と知られていないみたい。

264. 近況~
■■■■■2002.11.03(日)  近況~  既に、会社をお休みしてから10か月が過ぎました。体調の方はそこそこ良くなりましたが、頭の回転は多少鈍くなったかも知れません。  昨日、トラクタが届きまして、試運転をしましたが、楽でいいですね。前日の天気が悪かったので、畑をちょっとだけでしたが、軽くていいです、ハイ。  明日は寒い一日だそうですが、芋掘りを予定しています。風が出なければいいんですが…。

265. 雨がない
■■■■■2002.05.29(水)  雨がない  まだ梅雨には入っていないとはいえ、ここ数日、乾いた日が続いています。それはそれでいいんですが、畑にはあまりありがたくないですね。  こういう年は、ジャガイモが大体豊作になります。本来はジャガイモって難しい作物なんですが、最近は気候のおかげで簡単ですね。気候といえば、うちのあたりでも、平気でレモンが育つようになったのですから、やっぱり地球は温暖化していますね。  最近、春日大社の宮司さんの書いた本を読む機会がありました。日本人は何故日本人なのかという本ですが、不思議なことに私は日本人に生まれてしまいました。しかも、どういう訳だか百姓の家に生まれています。これは、何かの導きなんでしょうか。ふとそう思います。  自然は偉大だなぁと常々思いますが、人と共生するには、何がいるのだか、わかっているようなわかっていないような毎日を過ごしています。そのままでいいのかも知れませんが、時代は動いていますから、何かしらすべきかもと思う今日この頃。  難しくて悩みます。

266. 茶摘み初日
■■■■■2002.05.07(火)  茶摘み初日  昨日は、お茶摘みの初日でした。  今年は人数が少なくて、なかなか大変です。いつもは手伝っている叔母が今年は訳あって手伝えず、いよいよもって少人数での作業と化してきています。  農業人口は減っていく一方ですし、機械化はそれなりに便利なんですが、完全ではなくてしかも高価ですから、投資するには相当な覚悟が必要です。トラクターもあると便利ですが、中古品でもかなり高いですから、買う以上は真剣にやらないととても元は取れません。高い田植機などは近所の農家と共同で購入しています。でないととてもとても手がでないです。  ゴールデンウイーク~その翌週は、大抵は田植えと茶摘みです。昔と違って、最近の田植えは、機械化された上に、乗用で施肥と除草剤の投与が同時に出来ます。しかしながら、間違いは誰にでもあるわけで、除草剤用のコックを閉めたまま走ってしまうと、手で撒くことになって、翌日に足に思いっきり来ます。その翌日が茶摘みですから、鈍りに鈍った体には堪えます。  茶摘みをしていると、開花中のバラ(カクテル)や、柑橘の花々の香りに包まれるので、ひととき疲れを忘れさせてくれます。それだけが救いですね(写真は、4/25)。

267. 種籾
■■■■■2004.03.09(火)  晴れ 種籾  今年は暖かいので、ゆっくりとした作業でいいはずの種籾の浸透を早めた。買った分の12kgが消毒済み種子でなく、収穫した23kgは禾(のぎ)だらけ。なので、ノギは電動の餅つき機を使ってノギ取りをした。結構取れるものだ。  薬剤にモチの種5kgほどと黒米少々(1畝分=3枚分=450g)を浸し、24時間して水を切り交換。改めて浸透し直した。  積算温度150℃と言われるので、15℃であれば10日間でいいハズなんですが、多少長すぎても水の中の酸素が切れなければ問題はないので、早めに浸透。今年も種蒔きは3月中に行う予定である。

268. 蕎麦成長中…
■■■■■2002.06.16(日)  蕎麦成長中…  蕎麦を3週間ほど前に蒔いたのですが、このところの天候からか、ぐんぐんと伸びています。  蕎麦は蒔くとどんなにからから天気でもすぐに芽を出して、伸びていきます。蕎麦の根には、まわりの草を生えさせなくする力があるらしく、本当に草が生えなくなります。  先週、土寄せをしましたが、このぐずついた天気ゆえ、だいぶ伸びたようで、また土寄せが必要なようです。収穫はいつになるかなぁ。今度こそ、採った蕎麦を食おう...。

269. せんげんさま
■■■■■2002.07.01(月)  せんげんさま  今日は、近所の浅間神社のお祭りの日です。この日は例年雨の得意日で、少なくともカラッと晴れた日は生まれてこの方2回しかありません。  富士山信仰から来ていると言われる浅間神社は全国各地にありますが、小高いところにあるという点では共通しています。昔は高い位置にあったんですが、最近宅地化の波で、まわりの低い部分(こっちのほうでは「へっこだめ」と言います)が20m以上も埋められてしまったように思います。人間の力ってすごいですよね。  話は変わりますが、本日付けで無職になってしまいました。 休職期間の6か月を超えてしまったためなんですが、復帰しようにも実家の方を手伝わざるを得ない部分もあって、その上腰痛持ちですから、なかなか思うに任せません。やることは多いんですが、体がついていかなかったり、このところの雨で何も出来なかったりと多少のイライラが残ります。

270. 餅つき
■■■■■2003.12.30(火)  晴れ 餅つき  28日は、園芸フォーラムの面々およびその家族とお知り合い(11名)、近所の面々(8名)とうちの兄弟と家族の面々(4名)、そしてうちの家族(4名)の27名がごった返して餅つきになりました。京都から来た人とかはるか京急沿線から来た人とか、時間がなくて1時頃までの方とか、3時近くに来る人とか、あいかわらずいろいろいて楽しいです。幸いにも今日と違って風も吹かず、日頃の皆さんの心がけがいいというのか、暖かで暮れらしくないです。  たまたま近所で一緒に直売とかしている人が、焼きそばを振る舞ってくれたので、食べ物だらけになりました。餅もよく売れたようで、気づいたらない状態でしたが皆さん食べられましたか?  また、いつもいつも差入れをしてくださり、ありがたく思っております。アフターのボウリングもまずまずのスコアでしたし。  今日は打って変わって風だらけの一日でしたが、先ほど無事すべての餅つきが終わりました。次回は1月の14日頃に寒餅をつきます。なので片付けといってもそう大騒動ではありません。またつくからいいやというわけです。我が家ではこれからお節のための準備が始まります。すでに黒豆と酢蓮は終えているので、昆布巻ぐらいが手間がかかるところかな。伊達巻も焼豚も明日でいいし。  そうそう明日は、蕎麦を打たないと…。久々なのでどういう出来になるでしょうか。

271. ブドウも形になってきました
 播いてか1か月過ぎた稲の苗、だいぶ伸びてきましたが、例年よりも寒い日が多いせいか、週末の田植えにはちょうど良い加減です。今年は冷夏という予報も出ているので、ちょうど良いのかもしれません。  ブドウも葉が伸びて、実の形になってきました。花はこれからですが、苗がなくなったら、新葉と整理が待っています。

272. 秋雨と台風
■■■■■2003.09.20(土)  一日中雨 秋雨と台風  一番大きな田んぼの稲を刈り終え、さぁて稲こぎだなぁと思ったら、雨に入ってしまった。ものは考えようで、10日も連続で稲刈りしてるから、休めと言うことなんだろう。ちなみに9月に入ってからは雨らしい雨は降っていない。畑もカラカラに乾いているから、ちょうどいいお湿りではある。今年の田んぼの収量は反あたり8俵ほどなのでそんなに悪くはない。取れる年は9俵とれるから、まずまずというところだろうか。  長雨よりも台風が心配である。畑に植え付けたブルーベリーは株を縛ってあるから心配はないと思うが、老木の栗は怪しい。また、コンテナ植えのブルーベリーも今年は雨が多かったせいかだいぶ伸びていて、一部は固定したが大半はそのままにした。株の持つ強さにかけてみようと思う。田んぼもやりかけを入れるとあと4枚。月末までに終わるだろうか。ともかくは雨の間はゆっくり休むこととした。

273. 田うない
■■■■■2003.11.02(日)  暖かい晴れ 田うない  秋の田起こしのシーズンがやってきました。本来は刈り取り後すぐに耕すように言われています。うちでは藁はすべて畑に行くために田んぼに藁は残らないので慌てなくても済みます。田起こしは土を砕いて乾燥させ、悪い菌や草の種を繁殖させないという意味があります。加えてうちでは田んぼの中で籾殻や藁を燃やさないようにしています。みみずたちや有用菌たちを活かしつつ、彼らに田を耕してもらうためです。  去年からトラクタで耕(うな)っています。それまでは、耕耘機+リー(鋤のことです)で耕っていましたから、時間と労力が半端でなかったと思います。もっぱら父親の仕事でしたから。今日はあまりのいい天気だったので、最後の頃ウトウトしてしまい、曲がってしまいました。いやあ真ん中で良かった(^^;;  まだ一部の籾摺りは残っていますけど、ようやく新米を販売し始めることとなりました。昨日やっと明日分の精米を始めたところです。欲しい方は連絡ください。不特定多数には販売していません(というより量的に足りなくなってしまいます)が、日記見たよーと言って戴けた方には、特別にお譲りします。

274. そば仕事
■■■■■2003.10.29(水)  晴れ そば仕事  収穫した蕎麦を脚立にかけて干していたのだが、雨に何度かあたられてしまった。雨の後で今日のような暖かい天気だと、蕎麦が萌えてしまうので、蕎麦を脱穀した。といっても、足踏み脱穀機を出すのがおっくうだったので、手仕事になってしまった。  まだ少し残っているので、明日にでも残りをしないとそれこそ芽が出てしまうヽ(^。^)丿

275. いよいよ田植えの準備
■■■■■2003.05.02(金)  晴れ いよいよ田植えの準備  今日は八十八夜。お茶摘みの季節となる頃なのですが、我が家では田植えとお茶摘みが一度にやってきて、一年中で一番忙しい時期です。という理由からかどうかは知りませんが(サボっているだけともいいます)、日記も飛び飛びになってしまいました。苗を田圃に持っていったりしているうちに暗くなってしまって、満開に近く咲いていた黄モッコウバラと咲き始めていた白モッコウバラ、ダブルディライト、カクテル、そして、ツツジの花の写真が撮れなかったです。明日こそ、撮るぞ~!

276. 追肥
■■■■■2003.07.22(火)  くもり 追肥  田圃の追肥のうち、残っていた1か所をやっつけた。大きい農家は機械で散布するのだろうけど、手撒きなので結構疲れます。厚すぎず薄すぎず、しかも均一に撒かないといけない。均一にとは言っても、伸び具合が均一でない場合には、撒く量は不均一にしないといけないので、難しい。  それにしても涼しい夏で、明日は大暑というのに今夜は17度しかない。熱帯夜よりはいいかもしれないが、せめて25度ぐらいで推移してほしいものだ。

277. 雨が続いているので
 ブルーベリーは、続々と取れています。上はネルソン、若木なのでかなり大粒ですね。完熟するのはもう少しかな。下はラビットアイの晩生種、バルドウィン。実付きが多くて美味です。熟すのは8月後半になってから、9月になっても多少は残っています。  この週末は雨が降るか降らないかといったところですね。もちろん、摘み取りできる品種もたくさんあります。  合間を見ておおまさり(落花生)の定植やらネギの土かけやら。手作業なので、雨の合間が1番です。オクラも植えたけど、雨で土の跳ね返りがすごいことに。

278. 花開く
■■■■■2003.04.09(水)  晴れ 風強し 花開く  晩から今朝にかけては、暖かかったせいかだろうかハウスの中の最低気温も5度以下というようなことはなくなった。イネの種籾もだいぶ発芽してきている様子である。寒くて結構発芽は遅れたようで、毎年のことながら難しい。  昨年はあんなに早く咲いたモモであるが、今年は遅くて、桜と一緒ぐらい。都内よりは3日ぐらい遅れて、今日咲きそろいました(右下)。一方スモモはたわわに花をつけていて、今年こそたくさん成って欲しいと思うのだが、風が強くて昆虫はやってこない。うまく行かないものである(左下)。  今年始めて咲いたのが、アーモンドで、これはサクラより早かった(左上)。今年は無理でも来年こそは実を付けたいと思うのであるが、花見でも充分に楽しめそうな花である。奥にV字に見えるのは洋ナシであるが、さすがに梨は遅い。いろいろな花が咲き揃って、とても春らしくなってきた。

279. 風が強い
■■■■■2002.03.21(木)  風が強い  ここ数日、風が止まないので、うちのあたりの桜は用心しているようです。逆にモモが先に咲いてきています。何なんだろうか、この天候は。  風が強いせいで、畑がカラカラになっていて、今日蒔いたジャガイモに至っては、勝手に土がかぶるような感じでした。  この時期、本来は雨が多く、種芋が腐らぬようにと、ジャガイモの切り口に灰をまぶして植えます。アルカリ殺菌するとともに、土に直接触れさせないことで、腐るのを防いだというあたりに、先人たちの知恵を感じますね。  バラは根本が揺さぶられるし、トタンは飛ぶし、まあ忙しい毎日ですわ。

280. キャベツを植えた
■■■■■2003.04.23(水)  くもり キャベツを植えた

281. 野良仕事
■■■■■2003.04.17(木)  晴れ 野良仕事  田圃の用水が出始めた。小さい頃の発動機で水を汲み上げていた時代からすると、便利になったもんである。今年から借り始めた田圃のうちの1つでは、水の量が多すぎてか、U字溝を溢れてしまうことが判明。大急ぎで土嚢を積んだりしたが、すでに水は入ってしまった。こういう時、便利すぎるのも困ったものだと感じる。飛行機のオートパイロットの過信が引き起こす事故の話をTVでやっていたが、便利すぎると怠けるのが人間な訳で、水も電気も何もせずに使えるという時代、食べ物に至っても無駄に消費する時代、いいことなのか悪いことなのか、考えさせられてしまう。

282. ようやく消毒
■■■■■2003.03.10(月)  ようやく消毒   一日中、北風が吹く寒い日でしたが、本来は12月と1月に行う石灰硫黄合剤の散布が今日になってしまいました。バラに対しては、最高に遅い散布です。もっとも、モモには例年この時期に散布するので、1回だけで済ませてしまおうという算段でもあります。  つるバラに至っては、誘引が完了しておらず、芽が伸びすぎてからの誘引はあまりいいものではないのですが、まあ、致し方ありません。  植え付けたブルーベリーにも、かけておきました。強アルカリの薬剤を酸性が好きなブルーベリーにかけるのでないとお仕置きを受けそうですが、実際のところは、表面にしかかかっていないので、あまり影響は出ないはずです。現在、地植えが26本、コンテナ植えが13本の状態です。なんとか今月中には150本植える意気込みでおります。

283. 稲こぎの前に
■■■■■2003.09.16(火)  晴れ 稲こぎの前に  稲こぎ、すなわち、脱穀をする前に大きな仕事がある。バインダーが田んぼに倒していった稲は片側しか乾いていないので、これを人力でひっくり返す必要がある。1株1株を腰を屈んではやっていたんだけど、知り合いが秘密兵器を発明して以来、仕事は楽になった。納屋のシャッターなどを引っ張る棒のようなものを作って、これで株の結束部を引っかけて持ち上げ、反対の手でひっくり返すわけです。これでだいぶ腰痛がなくなりました。  とはいえ200株もやると、いい加減飽きてくるんで「休憩すんべえ」となります。乾燥機を使わない分、電気代も石油代もかからないけど、重労働であります。うちの奥さんもサマになってきたぞぅ!

284. 巨大な…
■■■■■2003.06.01(日)  くもり時々雨 巨大な…  苺ももう終わりに近づいてきたようで、大粒のものはだいぶ減ってきた。そんな中での今年の山一番は6×4×3センチぐらいあった露地ものの女峰(先月27日に収穫したもの)。さすがに真ん中にスが入ってしまっていたのは大きくなりすぎなんでしょうね。例年と違って今年は結構40g級の苺がたくさん成ったので、まずまずといったところでしょうか。最近は取ってきても冷凍されることなく、生でおなか一杯食べてしまいます。ともすると、苺畑から戻ってくる前にだいぶ減ってしまったり。  6月に入ったので、桃の摘果第二弾をそろそろ開始しないといけない時期である。しばらく雨が降らないと思えば台風だし、今年の天気はなんか変である(と毎年思っていたりするんだが)。今日もすっきりしない天気で、ネギ植えは途中で中断したし。

285. 餅花
■■■■■2004.01.14(水)  晴れ風強し 餅花  1/15は小正月と言って小豆粥を食べる習慣がある。この習慣は我が家では遙か昔になくなったようで、その昔祖母が「昔はやったもんだがなぁ」と言っていたのを思い出す。1/14はその前日からなのだろうか、餅花と言って栗などの木の枝に丸餅を飾る習慣がある。この習慣は最近まで続いていたんですが、祖父が亡くなってからは(あるいはもっと前かも知れない)やっていなかったように思います。由来とか詳しいことは、隣の人が書いているようなので省略(^^;;

286. ブツブツ
■■■■■2004.02.05(木)  晴れ ブツブツ  ということで、今年もやっています(^^;; 今のところ出来は良いようです。

287. のぼっち
■■■■■2003.09.30(火)  晴れ のぼっち  「ワラぼっち」とも言いますが、この辺では「のぼっち」と言います。ワラをぬらさずに保存するために考え出した古人の知恵ですね。  のぼっちは、ワラの大束(16束)をほぐしつつ、円筒形に積んでいきます。4束ごとに下の束から結わえるワラを引っ張り、崩れないように積んでいきます。写真ではだいたい大束で15束を使ったかどうかぐらいです。1周で4×12束を使うとして、5周するとちょうど15束ぐらいになります。芯にするワラは16束程度を「ゆづら」という「束をまるいて(結わえて)いたワラ」で縛り直します。大束は4束ずつ互い違いに重ねて縛ってあるのですが、のぼっちにするには徐々にテーパーになっていかないと行けないので、元と先を揃えますから、縛り直すわけです。のぼっちを積むために最初から4束ずつ重ねてあるんですね。「ゆづら」については、9/11の項を参照されたし。  夕方近くて暗くなってきたから、続きは明日ということで…。

288. そば
■■■■■2003.08.25(月)  暑い快晴 そば  送り盆やら施餓鬼やらでガタガタして気づいたら10日も過ぎてしまいました。ようやく晴れたらあまりに暑いので、昼過ぎはお昼寝時間となってしまう今日この頃です。  例年10日頃に蒔くそばも、今年はとうとう20日になってしまいました。昨年は9月になってしまったので、シモにやられて全滅でしたけど、今年はなんとかなるだろうと思う。近所の人がダッタンソバの種を持ってきてくれたので、今年は試しに蒔いてみました。夏そばを収穫したものもそんなには穫れなかったため、種を蒔いておしまいになってしまいました。去年の夏の種はあげてしまったし、残っているのは一昨年の種だけで、蒔いてみたもののあまり出ない様子。やれやれです。  一週間だけ暑かった夏も、明日26日あたりからまた涼しくなるらしく、その後の長期予報では10月までは猛暑の秋となるらしいです。

289. 空豆と苺
■■■■■2003.05.20(火)  くもり&朝夕土砂降り 空豆と苺  ここのところ、ずっと不純な天気が続いている。おかげで、種を蒔いた瓜とまくわうりは、見事にナメクジのエサになってしまった。  空豆がボチボチ取れそうなので、少しもぎってみた。やはりちょっと若いけれど、うまいのはうまい。苺はちょうどいい時期に雨になってくれたため、大部分が灰色カビ病になってしまった。うーむ、露地栽培は難しい。薬を使うのは簡単だけどねぇ...。晴れ間というほどでもないけど、昼間は天気がまあまあだったので、ブルーベリー畑の草を取る。しかしまあ、こりゃすぐに降るだろうから、明日しだいだわなぁ。晴れるんだろうか...。明日こそ、ブルーベリーを植えるのだ!

290. 田んぼの様子
■■■■■2009.09.03(木)  くもり 田んぼの様子  北郷地区でも稲刈りが始まった。いつもならこの家から始まるという順番が今年も違っている。天候のせいもあるが、代替わりしたせいもあるのかもしれない。田んぼの様子が違うので、耕作者が変わったのはすぐにわかる。それにしても今年の田んぼは良くなびいている。このあたりの作況指数だけをみたら110ぐらいなのではないだろうか。思ったほどは穫れないようにも感じられる。あとは味の問題だけだ。こういう年は高い価格を狙っての早い出荷をする農家が多いので、結果として味が乗らなかったりする。  また台風が来るような気配である。少なくとも早稲のこがねもちは刈れそうなので、土曜日あたりから動き始める予定。5日刈り取り、6日反転、7日脱穀の予定だが、天気によっては2日で仕上げて庭で籾乾燥となる予定。この時期の台風は本当に邪魔である。明日ぐらいまでに庭を片付けないと大変なことになりそうだ。ブルーベリーのコンテナへの植え替えも全部終わっていないので、さてさてどうなりますやら。

291. 満開
■■■■■2003.05.21(水)  晴れ 満開

292. 稲刈り
■■■■■2009.09.09(水)  くもり 稲刈り  早稲のこがねもちを土曜日に刈り取り、翌日日曜日の午前中に稲束をひっくり返して午後脱穀、更に翌日の月曜日には庭に籾を干しつつ、援農隊のみなさんと藁を片付けてブルーベリー園に敷き詰めた。昨日の火曜日は天気が台風の影響で読めなかったので次の田んぼの稲刈りはやめて、来年に向けて田んぼを耕耘した。ここまで丸4日。1枚の田んぼを一気の通すのも珍しい。  今日は、コシヒカリの2反歩を刈り取ったが一向に晴れる気配がないので、午後からの作業が定まらず、米屋さん向けに出荷する別の田んぼをコンバインにて刈り始めた。半日のため量は刈れないので乾燥機は一杯にはならない。こういう時は送風だけを行っておくのだが、電気代はそれなりにかかる。夕方ちらちらと降ったので、明日はこの田んぼの稲束をひっくり返すだけで、脱穀は明後日になってしまうような気がする。乾き具合による。その場合にはまた、コンバインでの作業となるだろう。この時期の天気の具合は本当に読めない。

293. キャベツ収穫
■■■■■2003.06.08(日)  晴れ キャベツ収穫

294. 出穂
■■■■■2003.07.31(木)  晴れ 出穂  ようやく稲の穂が出て来た。まだ出そろったという感じではない。このあたりでは、8/8頃が標準なので、本当はもう少し遅くてもいいんだけど、天気のせいか早い田圃と遅い田圃が極端な気がする。  夜遅く(正確には8/1未明)に、車が道路向かいのブロック塀に突っ込んだ。運転手は無事であったようだが、おかげで若干眠い。

295. 冠水
■■■■■2003.09.22(月)  晴れ風強し 冠水  やっぱりというか、田んぼの中は低いところが冠水していて、稲穂が水の中に没していました。北風で気温が上がらないうちにひっくり返すとともに、水を抜くべく穴を掘り…。うぅむ、やっぱコンバインかぁなど思いながら、「こら、そこの白鷺、蛙なんか食っていないで手伝えやぁ」などと冗談を言う。雨にぬれた稲ワラは倍は重い。普通は1,400g位のものであるが、2kgは楽にあるのではないだろうか。風も強いから、乾いてしまうので、大したことではない。「昔はよく田んぼの中を浮いていたもんだ」などと母親。  「北風で寒く、明日は冷え込むなぁ」と父親。ちなみに翌朝の気温は10度でした。昨年は10/11に10度を記録していますから、思いっきり寒いわけで、年寄り部屋にはストーブが出ていた模様です。

296. 稲刈り再開
■■■■■2003.09.26(金)  くもり 稲刈り再開  長雨で中断していた稲刈りを再開した。残りは3反ほどあるが、うまく行けば今月中に終わる見込み。本当は10/1に京都に行く予定だったんだけど、この分では無理かなぁ。22日にひっくり返した分の稲こぎと乾燥、籾すりは無事終了。この田んぼは反あたり10俵の収量がありました。うれしい誤算です。



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