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エゴマ味噌 その2

  • 2007年10月29日(月) 17:18 JST
  • 投稿者:
    turbo

 先日、栂池で行われた、農文協の加工講座では、毎回持ち寄った加工品の品評会が開かれます。私の持っていったエゴマ味噌のパッケージが一定の支持を得たようで、パッケージ・ラベル部門の部門賞「よい面子でしょう」をいただいた。受賞のコメントを某君より書くように言われたので、以下に引用してみます。

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 エゴマ味噌を試作するにあたり、ラベルについて考えたことは、シンプルかつ高級感を出すことでした。東北ではエゴマのことを、こぼれた種が10年経っても発芽するということから、少しなまって「じゅうね」と呼びます。 ジャム用の8角ビンに合わせて、赤紫と濃い青紫2トーンカラーで文字のみ大きく配置して、高級感を出すとともに、十年と味噌の字を同色にして配置することで、長期熟成の味噌であることをさらに強調しています。

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こういう話は、HPにはこそばゆくて書きにくいですわ。

赤鬼もち

  • 2007年10月15日(月) 09:47 JST
  • 投稿者:
    turbo

 昨年から作り始めた赤米餅であるが、これまでてっきり赤米そのものも糯米(もちごめ)であると思っていた。週末に餅つきをした際に、今年初めて赤米を普通に蒸かしたところ、うるち米であると判明。さあ困った。粒々だらけでいくら搗いても餅にならない。

 昨年はどうやら、炊飯器で普通に炊いた赤米を、蒸篭のもち米の上に乗せて蒸かして、餅にしたのだと判明した。で、今年の餅は、うるちの赤米粒がそのまま残ってしまった形で完成。商品名をどうするかでしばし悩む。

 

・いわく、東北ではゴリゴリしているので、「ごっこもち」というから、「赤ごっこ」、または、「赤米ごっこ」。ままごとみたい。

・いわく、ブヅフツしているから「赤ぶつ」。マグロじゃないってば。

・いわく、このあたりでは、鬼餅とか鬼っ子もちというので、赤鬼。しかし、昨今の赤福に響きが似ていて気に入らない。

 「赤鬼」…「この餅は賞味期限を偽装していません」では洒落にならないし…。というわけで、「赤鬼もち」に落ち着いたのですが、「青鬼もち」もつくらないとなぁ...とは、母の弁。これこれ。

秋めいて

  • 2007年10月 3日(水) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2007.10.03(水)  くもり 秋めいて

 稲刈りも一段落して、残るは古代米の刈り取りを残すのみとなった。そんな中、来年に向けての田うないもスタートしている。去年は藁の始末が遅れて耕耘が一回減った。これだけでも草の生え方が違ってくる。暑い日に田うないをすると、ジリジリと暑い思いをするのだが、涼しい日だとだいぶ楽である。シトシトと降り続いた雨の影響で結構水がたまるので、今日は田うない日和ではないかもしれない。

 今年は、バッタがやたらに多い。ヨトウムシやアゲハの幼虫のような虫も里芋や高菜にまで大発生している。どうも鳥たちが別のところに行っているような気がする。夜もめっきりと涼しくなった。週末は土浦の花火競技会だが、寒いぐらいになるんだろうなぁ。

米の値段

  • 2007年10月 2日(火) 12:28 JST
  • 投稿者:
    turbo

 今年、農協に供出したお米は、1俵あたり7000円の内金が支払われる形という。以下、現代農業2007/11月号より抜粋。

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 全農はこれまで、その年の米の価格予想に基づき販売金額のほぼ全額に当たる額を「仮渡し金」として農家に支払ってきた。しかし今年度は転作の未達成が8万haといわれ、米が過剰基調で推移すると見込まれるなか、「価格予想が困難になっている」として仮渡し金を内金方式に切り替え、従来1万数千円であった仮渡し金を県の主食用主力銘柄で1等7000円(玄米60kg当たり)と低く設定することを決定、農家や農協関係者の間に、いよいよ低米価時代の到来かと衝撃が走った。

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 ちなみに5kgで2,250円のうちのお米は、ご飯茶碗1杯が(1kg約14杯分として)、約32円強になります。これが安いのか高いのかということになるのですが、天日干しで1俵(=60kg)あたり27,000円とした場合、人件費は時給換算で大体1,500円前後になってしまいます。これではモチベーションも上がりませんが、それでは実際のところ、これ以上の金額で売れるのかどうかという問題があります。

 農家→仲介→卸→スーパーとして、1俵あたり3,000円ずつ利益を得るとした場合、現実にはあり得ませんが、仮にうちから27,000円で出たとして、うちの米がスーパーでは36,000円になり、5kgあたりは3,000円、ご飯茶碗1杯あたり約43円です。たぶん、このあたりまでがギリギリ買える範囲でしょうか。

 生産原価という面で見た場合、うちの場合ですが、収量は、1反あたり平均で7.33俵。仮に1俵すべて27,000円で売れたとして、197,910円。

かかる費用はというと、

 肥料・用土・農薬・種子等の費用で12,000円。

 動力光熱費で1,300円。

 土地改良費で3,000円。

 減価償却費で30,000円。

 包装材その他で7,800円。

合計すると、54,100円。残りは143,810円。

作業時間を考えてみると、

 育苗に11H

 耕耘・代かき等に4.5H

 畦草刈りに9H

 水回りに13.5H

 稲刈りに20H

 稲こぎに16H

 乾燥に4H

 調湿・籾すりに3H

 その他藁の始末等で1H程度かかっています。

合計で82H。時間あたり1,500円(これでも年収は288万円ですが)として123,000円。残り(つまりは利益ですが)は20,810円。うちは、1町6反ありますが、すべて27,000円かというと、16,000円あるいはそれ以下で売る場合もあるわけで、10,000円で売ったなら儲けは3,810円です。これではでとても割に合いませんね。

 年収を600万円で設定したとしたら、時給は6,000,000÷12か月÷20日÷8H=3,125円となって、54,100+82×3,125=310,350円。1俵で42,340円。5kgで3,528円。ご飯茶碗1杯で50円。これは、今私が売っている値段を1.6倍にすれば、平均的なサラリーマン並みの収入になることを意味するわけですが、そう単純には価格を上げても売れるものではないです。そして、農機の買い換え等までを考えに入れたら、稲作で収支をトントンにするなら、価格は最低でも2.5~3倍にしないといけないということです。

 ちなみに、平均的な農家のコストは1反あたり122,466円で、人件費はこのうち45,427円という統計があります。かかる時間数は天日干しではないですし、うちの1/3程度の25Hぐらいでしょうか。これだと時給は1,817円になります。稲作だけで食べるとしたら、俗に20町歩(200反歩)といいますが、仮に反あたり9俵という増収を計って、1俵あたり16,000円で売れたとして、16,000×9×200=2,880万円それをこなす人件費(最低でも専任で2人は必要)、農機代(まあ初期投資は1億ぐらいかかるでしょう)、各種の固定費等を上記の資料をもとに当てはめてみると、農機具代4,506000円貸借料2,669,400円肥料代1,542,800円農薬代1,469,400円その他5,216,000円人件費9,085,400円となります。

 やはり600万円の年収にはほど遠いのが見えてきますし、規模が大きくなれば減価償却費も修繕費もバカになりません。また、田んぼは大きい田んぼばかりではないですから、移動の手間もかかりますし、天候が悪かろうが大きな機械を動かして、田をこねてしまったり、機械が壊れたり、予定通りに作業ができなかったり、現実的には規模とは比例しないことになります。

久々の雨

  • 2007年9月29日(土) 10:32 JST
  • 投稿者:
    turbo

 今月の初めの台風と、これに続いての大雨で、稲の刈り取りは遅れに遅れて、ようやく先週末で終了し、一息つけるようになりました。

 今でこそ機械化していますが、考えてみると、以前はすべて人力での収穫をしていたわけですから、人の力はすごいものだなと思います。手で刈り取り、稲架にかけて乾燥、その後は稲を藁ごと「のぼっち」に摘んで屋外に貯留・調湿をし、11月ぐらいの畑作業が一段落ついた頃に脱穀。さすがに私の小さい頃は脱穀機だけはありましたね。バインダーが今から35年前にやってくるまでは手刈りでした。脱穀機も自走式ではなくて、発動機を動力として回すもので、足踏みよりは数段と早い代物でした。足踏み脱穀機も種取用には使っていました。

 籾すりも、単体の籾摺り機(これは動力は電気のモーターでした)、動力なしの木製万石(まんごく)通し、そして動力なしの縦線式米選機、秤は分銅式でした。これ以前の斗升もちゃんとありますが、2斗づめの米俵はあまり記憶にはないです。

 雨なので、たまにはお休みです。

茶畑が…

  • 2007年9月26日(水) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2007.09.26(水)  晴れ 茶畑が…

茶畑
 うちの茶畑は、明治のはじめから続いていたと聞いています。曾祖父が始めたということになっていますが、実際にはもっと昔からあったのかもしれません。やぶきた種だけでなく在来種も所々あったので、そんな感じがします。

 この茶畑、少なくとも25年以上は、油かすと藁、雑草の緑肥等以外は何も入れていません。無農薬・低肥料栽培で、有機認証が間違いなく通るであろう畑です。管理の手間と収入のバランスもさることながら、ブルーベリー園が手狭になったこともあって、やむなく改修するため、伐採をしました。実際には9/16の日曜日に抜いて、茶樹が乾くまで山積みにしてあります。地図記号が茶畑から果樹園に変わるわけです。市内で茶畑の記号が残っているのは2か所でしたが、次は一か所になるのでしょうね。

 生まれたときからお茶の木はあったし、毎年茶摘みはしてきました。子供の頃は良くかくれんぼもしたっけ。土肌が見えてしまって緑がなくなり、風も通るようになったけど、感慨深いものがあります。

 シートをかけて積んであるのは、2反歩分の藁、大束で約180、小束だと約3000把ありますが、ブルーベリー用に敷き詰めると12m四方しか敷けないです。茶色く高く積まれているのが枯れたお茶の木です。トラックに何倍分あるのだろうか。茶畑の敷地は、50m×20mありますが、一部はハウスや駐車場、キウイだな(愛犬ベリーの夏の避暑地)もあるので、実際はもう少し狭いです。この中に、チップ堆肥を市のクリーンセンターからもらってきて、ピートモスを入れて、コンテナ植えされているブルーベリーを順次植えて行く予定。その後、防鳥ネットを張ります。

 残されたお茶の木は、井戸の北側に残ったものだけ。1キロぐらいは摘めるので、手揉み茶や釜炒り茶にはできるだろうとは思います。長年続けてきた茶摘みはもうできません。道路に面した約25mの部分は駐車場にしたらどうかと言われています。ただ、農地なので、砂利を入れずにおきたい。となると粗いウッドチップあたりを敷き詰めるのが賢明だろうか。当然ながらアンジェラなどのつるバラも抜くことになりそうな気配。だから今年はよくよくバラの手入れをしていない。駐車場にした場合、その上は3mぐらいの高さに棚を作って、キウイを育てるのがやはり常道というものだろうか。一角にはピザ釜も欲しかったりします。まずは、正確に測量をし直さなきゃね。

9月の空

  • 2007年9月12日(水) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2007.09.12(水)  雨 9月の空

稲架がけ
 映画化もされた同名の小説があるが、今年は晴れない。台風で冠水した田んぼの地面が乾いたと思ったらまた雨、夕晩から朝にかけては大量に降った模様で、またまた冠水中。下の田んぼが刈り取り済みのところはそちらに排水をバイパスして、少しでも水を減らしたいところですが、9月の前半に台風と大雨では、刈り取りも進んでおらずに、流せないところも多い。

 雨になるのは解っているが、刈り取らないと手に負えないので、昨日は稲架がけする予定で刈り取り、稲架にかけた。8~9畝分ぐらいを刈ったところで、バインダーが過負荷で故障。下も悪いせいか、時間がかかり、稲架がけは3/4ぐらいを終えたところで中断した。雨が止み次第、続きをやらねばならない。1~2時間はかかるかな。

 一昨年にコンバインをもらったので、米屋に売る分などの一部についてはコンバインも併用して刈っているのだが、これも先日やはり過負荷で故障した。ちなみに部品の取り寄せ中で、こいつはまだ直っていない。

 というわけで、稲刈りはあまり進んでいないのであります。こんな年も珍しい。大抵は9/中から10月にかけて雨がやってくるものだが、今年は前半に雨が集中している。本当にこれでは刈り取りが進まないです。

天気をコントロールする

  • 2007年9月 7日(金) 21:26 JST
  • 投稿者:
    turbo

 これは、実際にできることみたいですね。ただ、今回のような嵐は難しいでしょうけど。メキシコに来たハリケーンだともっと難しいかも…。で、私自身ハレ男なので、あちこちに行くと晴れます。仲間がいるともっと晴れる(^^;;

 オルゴンエネルギーがどうのといいますが、生命のもつエネルギーを自分を省みずに出せば、ある程度の天候はコントロールが効くようにも思う。ただ、ものすごく疲れますが。そこで、とりあえず収穫が済むまでは、大雨禁止ということで皆さんにも祈っていただきましょう。「祈る」のもエネルギーのうちかもネ(^_^)//

 とりあえず、明日はあまりピーカンにはなって欲しくないのだけど。

涼しい日々

  • 2007年8月31日(金) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2007.08.31(金)  くもり 涼しい日々

 ブルーベリーの最盛期が終わりに近づき、稲刈りの準備も終わって、あとは天気が良くなるのを待つだけになった。10日過ぎから急に猛暑になったが、7月とはまるで違う天気であった。ここに来て、雨がようやく降り、幾分涼しくなってきた。このままの気温で天気が良くなってくれると嬉しいのですが…。

夏の風物詩

  • 2007年8月10日(金) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2007.08.10(金)  晴れ 夏の風物詩

梅干し
 梅干しを干した。昨年もほぼ同じ時期であった。一緒に入れてあった赤ジソも取り出して干す。一枚一枚広げて手で揉むときれいな「ゆかり」に仕上がります。広がらずに固まってしまったものは炎天下でミキサーにかけてガリガリとやってから、更に干します。いい香りですよ。

 今年作った黄色いズッキーニ、取らずにいたら巨大化してしまいました。売り場に飾っています。良い感じに熟したティフブルーも枝ごと水に挿して彩りを添えています。摘んだカゴ毎園内に忘れたブルーベリーの実をスターターにして、天然酵母にて発酵中。そのまま置けばワインに、粉を入れれば天然酵母パンに化けます。さてどうなるでしょうかね。

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