今月の初めの台風と、これに続いての大雨で、稲の刈り取りは遅れに遅れて、ようやく先週末で終了し、一息つけるようになりました。
今でこそ機械化していますが、考えてみると、以前はすべて人力での収穫をしていたわけですから、人の力はすごいものだなと思います。手で刈り取り、稲架にかけて乾燥、その後は稲を藁ごと「のぼっち」に摘んで屋外に貯留・調湿をし、11月ぐらいの畑作業が一段落ついた頃に脱穀。さすがに私の小さい頃は脱穀機だけはありましたね。バインダーが今から35年前にやってくるまでは手刈りでした。脱穀機も自走式ではなくて、発動機を動力として回すもので、足踏みよりは数段と早い代物でした。足踏み脱穀機も種取用には使っていました。
籾すりも、単体の籾摺り機(これは動力は電気のモーターでした)、動力なしの木製万石(まんごく)通し、そして動力なしの縦線式米選機、秤は分銅式でした。これ以前の斗升もちゃんとありますが、2斗づめの米俵はあまり記憶にはないです。
雨なので、たまにはお休みです。