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籾摺り

  • 2006年5月25日(木) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2006.05.25(木)  晴れ 籾摺り

籾摺り
 夏だというのに籾摺りであります。俗に今摺り米といって売っていますが、年明けに籾摺りをしたものを指します。

 籾摺りは、今ではほとんどが自動化されています。昔は庭干しした籾を、筵を3枚竹串でつないだ作ったタモという直径2メートルぐらいの入れ物に集め、箕で籾摺り機(現在のものと違って本当に籾を摺るだけ)に通し、出てきた玄米と籾混じりのものを「万石」という木製の機械に通し、最後に縦線式の米選機に通していました。籾摺り機はもみの皮を剥くだけの仕事をし、万石は3段の大きさの違う編み目のフルイを使って籾と玄米を分けます。米選機はくず米を選別するわけです。この間を人間が箕を持って移動するというのが籾摺りの光景でした。

 今の籾摺り機は、籾摺り+万石が一体になっています(写真左下の中央の機械)。乾燥機(写真左上)から籾が自動的に排出され、籾摺り機に入ります。籾摺り機の左側が籾摺り機構、右側がカバーに隠れて見えませんが万石網機構です。万石を通った玄米は、米選機(今はライスグレーダーと呼びます)に入り、回転式の網籠を通って一定サイズ(1.8mmまたは1.9mm)以上の玄米が選別され、自動で計量までやってのけます。重さは風袋込みで30.5kg。実際の風袋は230グラムなので、30kgよりは多く入りますが、秋口に詰めたものを今量るとギリギリ30kgだったりします。なのでこの時期に籾摺りしたものは少しだけお得かな。

 籾殻は畑に出して焼くのですが、リンゴや柿の新芽がホコリだらけになってしまっています。ちょっとかわいそうかな。米袋は3重の紙製ですからかなり丈夫です。折り目に合わせて3回折り、最後に紙でできたヒモで止めます。

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