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日本沈没

  • 2004年11月16日(火) 00:00 JST
  • 投稿者:
    turbo
■■■■■2004.11.16(火)  晴れ 日本沈没

 久々に映画版の日本沈没をDVDで見た。当時5億円をかけただけあって、凄い迫力である。こんなことが起こったら大変であると当時は思っていたが、今年のあいつぐ台風・地震での避難、未だに避難している三宅島の人を考えると、やはりいつ起きてもおかしくはないのだと思う。
 それにしても田所博士役の小林桂樹の演技の迫力には圧倒される。珍しくセリフの多い丹波哲郎もなかなかである。
 この映画のテーマの中で、「起こるかも知れない」ことに対しては人間はなかなか動かないが、「既に起きてしまった」ことに対しては期待以上に動いているというのがある。世間とはそういうもんだよというセリフもあるが、実際にことが起こってからという考え方は、阪神淡路の教訓に学ばなかった新潟の例でも明らかである。ひとたびことが起きると過剰なまでの支援をしながらも、時とともに忘れていく。日本という国はどこに向かうのか、高度経済成長の時代になされた警告の映画でもあると思う。

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